ジェネリックスキルⅣ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ジェネリックスキルⅣ
科目番号 44007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 テーマに関連した資料を適宜配布
担当教員 德永 敦士,仙波 伸也,三浦 敬

到達目標

1. 技術者としてのキャリアパスとジェネリックスキルの要素を知り,キャリア設計の重要性を理解できる。特に,直近に控えるインターンシップおよび就職活動への意識を高めることができる。
2. 技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度を身につけることができる。また,大きな歴史の中で科学技術が社会に与えた影響を理解し,自分の果たすべき役割や責任を理解できる。
3. 情報技術が社会に及ぼす影響について理解し,特に,情報セキュリティーの必要性,対策について説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1技術者としてのキャリアパスとジェネリックスキルの要素を知り,キャリア設計の重要性を理解できる。特に,直近に控えるインターンシップおよび就職活動への意識を高めることができる。技術者としてのキャリアパスとジェネリックスキルの要素を知り,キャリア設計の重要性を理解できる。特に,直近に控えるインターンシップおよび就職活動を意識することができる。技術者としてのキャリアパスとジェネリックスキルの要素を知り,キャリア設計の概要を理解できる。特に,直近に控えるインターンシップおよび就職活動を意識することができる。技術者としてのキャリアパスとジェネリックスキルの要素を知り,キャリア設計の重要性を理解できない。かつ,直近に控えるインターンシップおよび就職活動への意識をもつことができない。
評価項目2技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度を身につけることができる。また,大きな歴史の中で科学技術が社会に与えた影響を理解し,自分の果たすべき役割や責任を理解できる。技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度の少なくともひとつを身につけることができる。また,大きな歴史の中で科学技術が社会に与えた影響を理解し,自分の果たすべき役割や責任を理解できる。技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度をすくなくともひとつ身につけることができる。また,大きな歴史の中で科学技術が社会に与えた影響を理解できる。技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度を身につけることができない。かつ,大きな歴史の中で科学技術が社会に与えた影響し,自分の果たすべき役割や責任を理解できない。
評価項目3情報技術が社会に及ぼす影響について理解し,特に,情報セキュリティーの必要性,対策について説明することができる。情報技術が社会に及ぼす影響について理解し,特に,情報セキュリティーの必要性,対策について概要を説明することができる。情報技術が社会に及ぼす影響について理解し,特に,情報セキュリティーの必要性,対策について理解することができる。情報技術が社会に及ぼす影響について理解し,特に,情報セキュリティーの必要性,対策について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期および第3学期開講
本科目は現代の技術者が有するべきジェネリックスキル(汎用的能力)の修得を目指すものであり,その内容は多岐にわたる。前半では,企業人講話と技術者倫理(知的財産を含む)を取り上げ,後半では技術史の基本と実践,情報セキュリティーを取り上げる。これらのいずれもがグローバル社会に対応可能なエンジニアとして独り立ちするための視野拡大を目的とする。中盤では,海外研修Ⅰ・Ⅱおよびプロジェクト学習Ⅲと連動しつつ,その事前・事後学習を実施する。
授業の進め方・方法:
本講義のほとんどは合同講義室における講義であり,レポートによる評価を行う。知識や技術を深めるのはもちろんのこと,得た知識をまとめる能力と実践が必要とされる。本講義で取り上げるテーマについてレポートをまとめるにあたり,自らの思考を言語化するとともに,他者の考え方を理解・咀嚼し,議論を深める能力が求められる。最終的に,グローバル化を前提とした技術者として活躍するための「幅広い視野」の獲得を目指す。PROGテストを受験し,自身のジェネリックスキルのレベルを把握します。
注意点:
本講義では,教員から降ってくる知識を吸収するのみという受け身型の学習を想定していない.上記に示したように,知識と実問題を結び付けるため,それらの関連性に常に注意を払い,知の構造化を図って欲しい.また,ワークショップでは自らの意見を積極的に開陳するとともに,各テーマに沿った議論を深めて欲しい.以上の意識を持って取り組むことで,自らの視野を広げられるとともに,一般科目・専門科目を学ぶ必要性を理解でき,自らのキャリア形成に役立てることができると確信している.
なお,外部講師の都合により,授業内容に掲げた開催週が変更となる場合がある。

感染症の状況により,やむを得ず全部又は一部を遠隔授業とする場合がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/ポートフォリオ ジェネリックスキルⅣについて,評価方法や授業内容等の説明を行う。
2週 企業人講話(1) 4年次に実施されるインターンシップへ向けた企業理解を進めるとともに,エンジニア・社会人としての心構えを認知できる。
3週 企業人講話(2) 4年次に実施されるインターンシップへ向けた企業理解を進めるとともに,エンジニア・社会人としての心構えを認知できる。
4週 技術者倫理 技術者倫理が必要とされる背景や重要性を理解し,技術者としての役割と責任を理解できる。
5週 企業人講話(3) インターンシップ,就職活動に向けて,ビジネスマナーを身につけることができる。
6週 長期学外学修・プロジェクト学習の事前教育(1) 長期学外学修(語学研修・海外研修)およびプロジェクト学習の準備を行い,これらの目的を把握するとともに,リスク管理や目標設定の重要性を理解できる。
7週 長期学外学修・プロジェクト学習の事前教育(2) 長期学外学修(語学研修・海外研修)およびプロジェクト学習の準備を行い,これらの目的を把握するとともに,リスク管理や目標設定の重要性を理解できる。
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 長期学外学修・プロジェクト学習の事後教育(PROG試験1) これまでの学習を通して成長した自身のジェネリックスキルを把握することができる。
2週 長期学外学修・プロジェクト学習の事後教育(PROG試験2) これまでの学習を通して成長した自身のジェネリックスキルを把握することができる。
3週 一般常識テスト 一般常識テストを受検し,社会人基礎力と自身の有する能力との差異および自身の適性と職業との関連を把握できる。
4週 知的財産 技術者を目指すものとして,知的財産に関する知識,技能,態度を身につけることができる。
5週 情報セキュリティー(K-SEC) 情報セキュリティーの必要性,対策について説明することができる。
6週 ポートフォリオ PROG試験の結果を振り返り,自身のジェネリックスキルのレベルを把握して将来に向けた学習計画を立てることができる.
7週 企業人講話(4) 直近に迫った就職活動における企業理解を進めるとともに,エンジニア・社会人としての心構えを認知できる。
8週 まとめ 1年間で学んだ知識を整理するとともに,自らのキャリア設計を実現できる。
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
知識の基本的な理解000007070
思考・推論・創造への適応力000003030
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000