社会科学

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 社会科学
科目番号 45001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 1st-Q 週時間数 2
教科書/教材 磯田道史『天災から日本史を読みなおす』中公新書
担当教員 岩元 修一

到達目標

①4年次までに社会系科目で学習した基礎知識を生かすことができる。
②テキストを読み整理や報告を行う中で、過去の出来事と現代の課題を関連付け、これからの課題解決の方策を明示できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目14年次までに社会系科目で学習した8割以上の基礎知識をもとに説明ができる。4年次までに社会系科目で学習した7割台の基礎知識をもとに説明ができる。4年次までに社会系科目で学習した6割台の基礎知識をもとに説明ができる。4年次までに社会系科目で学習した6割の基礎知識をもとに説明ができない。
評価項目2過去と現代の課題を明確に文章で関連付け、これからの課題解決策を論理的に明示できる。過去と現代の課題を明確に文章で関連付け、これからの課題解決策を一応明示できる。過去と現代の課題を一応関連付け、これからの課題解決策を一応明示できる。過去と現代の課題を関連付けることができず、これからの課題解決策を論理的に明示できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期開講
本講義では、天災について具体的に学ぶことを通して現代の課題、具体的には多様性を認めあえる持続可能な社会づくりについて考えます。
授業の進め方・方法:
事前にテキストを読み全員、事前レポ-ト(①)の提出をお願いします。クラスを数班に分け、授業担当の班ごとに授業の概要整理・質疑応答(②)を整理し提出してもらいます。終了後、授業担当を除く班ごとに事後レポート(③)を提出してもらいます。最後に試験(④)を行い理解度を確認します。文章については誤字・脱字等のない状態で提出して下さい。授業の概要整理・レポート作成ほかに関しては、最初の授業で説明します。不明な点は、質問のための連絡先をTeams(上でも配信の予定です。遠慮なく利用して下さい。
注意点:
本講義は学習単位科目です。就職等で欠席の場合は公認欠席手続きをしっかりお願いします。また、提出物には期限を設定しています。締め切り厳守でお願いします。具体的な配点・評価方法は最初の授業で説明します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入 「災害」概説 シラバス・授業の進め方を理解し説明できる。「災害」の在り方を理解し説明できる。
2週 第1章 秀吉と二つの地震 (事前)テキスト第1章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。
3週 第2章 宝永地震が招いた津波と富士山噴火 (事前)テキスト第2章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。。
4週 第3章 土砂崩れ・高潮と日本人 (事前)テキスト第3章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。
5週 第4章 災害が変えた幕末史 (事前)テキスト第4章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。
6週 第5章 津波から生きのびる知恵 (事前)テキスト第5章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。
7週 第6章 東日本大震災の教訓 (事前)テキスト第6章を読み、疑問点などを記した事前レポートを提出し、授業概要・質疑応答を整理し、授業終了後、事後レポートとあわせて提出する。
8週 試験 第1学期の内容について試験を行い理解度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験④事前レポート①概要整理・質疑応答②事後レポート③合計
総合評価割合301219390100
基礎的能力301219390100
専門的能力000000
分野横断的能力000000