物質工学総合演習Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 物質工学総合演習Ⅲ
科目番号 45011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 3rd-Q 週時間数 4
教科書/教材 「化学工学概論」小菅人慈 実況出版
担当教員 中野 陽一,杉本 憲司

到達目標

1. 化学工学に関連する問題を解くことができる。
2. 情報処理に関連するソフトウェアを使って論文に関連する文章やグラフの作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1独力で化学工学に関連する応用問題を解くことができる。教科書を参考に化学工学に関連する応用問題を解くことができる。教科書の例題と類似した化学工学に関連する問題を解くことができる。化学工学に関連する問題を解くことができない。
評価項目2独力でワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するすべての文章、表、図の作成をすることができる。独力でワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するほとんどの文章、表、図の作成をすることができる。教員等の補助によってワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するほとんどの文章、表、図の作成をすることができる。ワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用する文章、表、図の作成をすることができない。
評価項目3独力でエクセルを用いて論文や報告書で必要なすべてのグラフや統計処理を行うことができる。独力でエクセルを用いて論文や報告書で必要なグラフや統計処理を行うことができる。教員等の補助によってエクセルを用いて論文や報告書で必要なグラフや統計処理を行うことができる。エクセルを用いて論文や報告書で必要なグラフや統計処理を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
今までに学んだ化学工学の内容について復習を中心に演習を行う。卒業研究での文章作成やグラフについてソフトウェアを用いて作成を行う。
授業の進め方・方法:
今までに学んだ化学工学と情報処理についてしっかりと復習をすること。
化学工学については小テストと定期試験を行う。情報処理についてはレポートを出す。
注意点:
教科書の類似問題や演習問題を繰り返し解くこと。
ワード、エクセル、パワーポイントの使い方をマスターし、効率的に卒業研究論文や卒業研究発表資料の質の向上を目指すこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、化学工学演習1
化学工学演習2
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解できる。単位換算について計算をすることができる。
物質収支に関する演習問題について計算をすることができる。
2週 化学工学演習3
化学工学演習4
物質収支に関する演習問題について計算をすることができる。
流動に関する演習問題について計算をすることができる。
3週 情報処理演習1
有機化学演習、化学工学演習5
ワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するすべての文章、表、図の作成をすることができる。
有機化学に関する問題を理解できる。伝熱の理論について説明をすることができる。
4週 情報処理演習2
無機化学演習、化学工学演習6
ワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するすべての文章、表、図の作成をすることができる。
無機化学に関する問題を理解できる。伝熱の理論について説明をすることができる。
5週 情報処理演習3
分析化学演習、化学工学演習7
ワードやパワーポイントを用いて論文や報告書で使用するすべての文章、表、図の作成をすることができる。
蒸留に関する演習問題について計算をすることができる。
6週 情報処理演習4
物理化学演習、化学工学演習8
エクセルを用いて論文や報告書で必要なすべてのグラフや統計処理を行うことができる。
吸収に関する演習問題について計算をすることができる。
7週 情報処理演習5
情報処理演習6
エクセルを用いて論文や報告書で必要なすべてのグラフや統計処理を行うことができる。
8週 定期試験
授業まとめ
試験問題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。2
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。2
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。1
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。1
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。4
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。2
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。4
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。2
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。2
分化について説明できる。2
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。2
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。2
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。2
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。2
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。2
生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。4
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。4
単糖と多糖の生物機能を説明できる。4
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。4
グリコシド結合を説明できる。4
多糖の例を説明できる。4
脂質の機能を複数あげることができる。4
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。4
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。4
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。4
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。4
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。4
タンパク質の高次構造について説明できる。4
ヌクレオチドの構造を説明できる。4
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。4
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。4
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。4
解糖系の概要を説明できる。2
クエン酸回路の概要を説明できる。2
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。2
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。2
各種の光合成色素の働きを説明できる。2
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。2
炭酸固定の過程を説明できる。2

評価割合

定期試験レポート小テスト合計
総合評価割合355015100
基礎的能力1525747
専門的能力2025853