分子生物学Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 分子生物学Ⅱ
科目番号 45012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 2nd-Q 週時間数 2
教科書/教材 「ベーシックマスター分子生物学」東中川 徹、大山 隆、清水 光弘 著(オーム社)
担当教員 町田 峻太郎

到達目標

(1)RNAプロセシングを理解できる。
(2)翻訳制御を考えることができる。
(3)細胞周期と細胞分裂を考えることができる。
(4)ウイルスと疾患について考えることができる。

ルーブリック

理想的レベルの目安(優)標準的レベルの目安(良)最低限レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1RNAプロセシングと翻訳制御を十分に説明できる。RNAプロセシングと翻訳制御をある程度理解している。RNAプロセシングと翻訳制御を知っている。RNAプロセシングと翻訳制御を知らない。
評価項目4ウィルスと組換えDNA技術を十分に説明できる。ウィルスと組換えDNA技術をある程度理解している。ウィルスと組換えDNA技術を知っている。ウィルスと組換えDNA技術を知らない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
細胞における転写と翻訳を理解し、組換えDNA技術が身の回りでどのように利用されているか理解することを目指す。                                                     
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位科目のため、事前学習として予習、および事後学習を確認するための課題、小テストを実施する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 細胞(復習)、核酸とタンパク質(復習) 細胞、核酸とタンパク質を説明できる。
10週 セントラルドグマ(復習)、RNAプロセシング セントラルドグマを説明できる。RNAプロセシングを説明できる。イントロンとスプライシングを説明できる。
11週 翻訳の調整 翻訳の基本的な仕組みと翻訳がどのように調整されているかを説明できる。
12週 翻訳後調整 翻訳後の修飾反応および複合タンパク質形成を説明できる。
13週 ウイルス、組換えDNA技術 ウイルスの構造と生活環を説明できる。DNAクローニングやPCRを説明できる。
14週 組換えDNA技術の応用① 組換えDNA技術が農林水産業の分野でどのように利用されているか説明できる。
15週 組換えDNA技術の応用② 組換えDNA技術が医療や環境の分野でどのように利用されているか説明できる。
16週 期末試験・試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野生物化学ヌクレオチドの構造を説明できる。4前9,前10,後1
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4前9,後1
DNAの半保存的複製を説明できる。4前9,後1
RNAの種類と働きを列記できる。4前9,前10,前11,後2,後7
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4前10,前11,後3,後4

評価割合

期末試験小テスト課題合計
総合評価割合652015100
基礎的能力50201585
専門的能力150015