到達目標
1. 自主的に課題への取り組みを行うことができる。
2. 実験手法を習得して実施し,実験結果を整理・解析して報告書をまとめることができる。
3. 研究成果をまとめた資料を用い,発表をまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 課題を的確に理解して,自主的に課題への取り組みを行うことができる | 積極的に課題への取り組みを行うことができる | 与えられた課題への取り組みを行うことができる | 課題への取り組みを行うことができない |
評価項目2 | 卒業研究に関連する各種実験手法を習得して実施し,実験結果を整理・解析して報告書をまとめることができる | 実験を実施し,実験結果を整理して,報告書をまとめることができる | 報告書をまとめることができる | 報告書をまとめることができない |
評価項目3 | 実験データを整理して解析し図表化して,研究成果の資料を用い,発表をまとめることができる | 実験データを整理した研究成果をまとめた資料を用い,発表をまとめることができる | 研究成果をまとめた資料を用い,発表をまとめることができる | 研究成果をまとめた資料を用い,発表をまとめることができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
下記のテーマから取り組む研究課題を選択して,半年間実験に取り組む。卒業研究テーマに関連する各種の実験手法を習得するとともに,実験データを整理・解析・図表化して報告書を作成できるようになる。また発表をできるようになる。
授業の進め方・方法:
卒業研究と補完的な科目であり,各教員に配属し,与えられた研究課題の実験を行う。講義・実習で習得した知識・技術を統合して,与えられた課題を実験的に検証し,課題を解決する能力を養う。具体的には,卒業研究テーマに関連する各種の実験手法を習得するとともに,実験データを整理・解析・図表化して報告書を作成する能力を養う。また前期実験の報告として,発表を行う。
注意点:
到達目標①:課題への取り組みによって評価する。(20%)
到達目標②:実験結果をまとめた報告書の内容(目的,方法,結果,考察)によって評価する。(50%)
到達目標③:発表によって評価する。(30%)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
小倉 薫 |
1. 有機EL用新規化合物の合成実験 2. 有機薄膜型太陽電池用新規物質の合成実験 3. 分子間相互作用に依存する物性の観測実験
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2週 |
山﨑 博人 |
1. 環境共生型高分子材料の合成・評価実験 2. 高機能性高分子材料の合成・評価実験
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3週 |
中野 陽一 |
1.マイクロプラスチックの成分分析 2. バイオマスからの活性炭の製造と吸着能力の評価 3.嫌気性菌の培養と発生ガスの利用試験
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4週 |
廣原 志保 |
がんセラノスティクス薬剤の開発研究
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5週 |
茂野 交市 |
1. セラミックスの低温焼結化と応用に関する研究 2. 新規機能性セラミックスの開発
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6週 |
髙田 陽一 |
1. 光応答性界面活性剤の合成実験 2. 接触角の測定実験 3. エマルションの分散・安定性実験
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7週 |
島袋 勝弥 |
1. 細胞運動に係るタンパク質の生化学実験 2. 新しい顕微鏡法の開発 3. パソコンを使った画像の定量的な解析
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8週 |
杉本 憲司 |
1. 環境DNAによる海藻草の定量実験 2. 環境DNAによる魚類の定量実験 3. 安定同位体比による炭素寄与実験
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2ndQ |
9週 |
野本 直樹 |
1. 下水の有機物,アンモニア性窒素除去試験 2. 微生物への化学物質の影響評価
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10週 |
小林 和香子 |
1. 生化学的手法を用いたタンパク質解析 2. 細胞の遺伝子導入・欠損評価
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11週 |
町田 峻太郎 |
1. 微細藻類の遺伝子組換え実験 2. 微細藻類の脂肪酸組成解析
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題への取り組み | 報告書 | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 50 | 30 | 100 |
知識の基本的な理解 | 5 | 10 | 5 | 20 |
思考・推論・創造への適用力 | 5 | 25 | 10 | 40 |
汎用的技能 | 5 | 10 | 10 | 25 |
態度・志向性(人間力) | 5 | 5 | 5 | 15 |