国語Ⅳ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語Ⅳ
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 テキストはない。各グループで参照する資料の所在等はガイダンスで紹介する。
担当教員 畑村 学

到達目標

1、対象とするテキスト(漢詩)を読解し、内容だけでなく作者の意図、表現の工夫を理解できる。
2、深い考察をもとに、見た目や構成を工夫した発表資料(図解を含む)を作成することができる。
3、自分で作成した発表資料をもとに、効果的なプレゼンテーションができる。また、聞き手として議論に参加し、本質的で具体的な質問ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未達成レベルの目安(不可)
評価項目1参考資料を読解し、内容について8割以上理解できる。 レジュメ資料のポイント、考察内容だけでなく、問題点も理解することができる。参考資料を読解し、内容について7割程度理解できる。 レジュメ資料のポイント、考察内容を理解することができる。参考資料を読解し、内容について6割程度理解できる。 レジュメ資料のポイントを読解することができる。参考資料を読解し、内容について5割しか理解できない。 レジュメ資料のポイントを読解することができない。
評価項目2深い考察を元に、見た目や構成を工夫してレジュメ資料(図解含む)を作成できる。考察を元に、見た目や構成を工夫してレジュメ資料(図解含む)を作成できる。見た目や構成を工夫してレジュメ資料(図解含む)を作成できる。見た目や構成を工夫してレジュメ資料(図解含む)を作成することができない。
評価項目3図解を有功に使い、話し方を工夫したプレゼンテーションができるだけでなく、聞き手としても本質的で具体的な多くの質問ができる。図解を使い、話し方を工夫したプレゼンテーションができるだけでなく、聞き手としても多くの質問ができる。図解を使ったプレゼンテーションができるだけでなく、聞き手として質問ができる。図解を使ったプレゼンテーションができないだけでなく、聞き手として質問もできない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (f) 説明 閉じる
教育目標 (G)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第4学期開催。
グループでプレゼンテーションを行うことを通じて、国語力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を総合的に身につけることを目指します。
具体的には、収集した資料を読解する力(読解力)、論理的な文章や構造的な図解を用いた資料の作成(文章作成能力、図解力)、聞き手を意識したプレゼンテーション(プレゼンテーション能力)、聞き手としてプレゼンテーションに参加し、発表のポイントや問題点を理解し、質問したりコメントしたりする(聞く力、質問力、コメント力)等を行います。
授業の進め方・方法:
最初の2回のガイダンス後、3回からプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションは1グループ4名で、毎時間2~3グループがプレゼンテーションを行います。1グループがプレゼンテーションを行うのは1回のみです。
プレゼンテーションに至るまでは研究室で資料作成やプレゼンテーションに関する個別指導を行います。
注意点:
プレゼンテーションの資料の完成までに3週間以上、プレゼンテーションの準備で1週間かかります。グループのメンバーで分担し、ゆとりをもった計画を立ててプレゼン当日に臨んでください。
チームワークが大切です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス① シラバスをもとに授業内容や到達目標等を理解できる。
今後の授業の方法について理解できる。
2週 ガイダンス② 効果的なプレゼンテーションの方法について理解できる。
図解の方法について理解し、簡単な図解ができる。
3週 プレゼンテーション① 代表的な漢詩を読解し、考察内容を所定の資料にまとめることができる。
作成した資料をもとに、効果的なプレゼンテーションができる。
他者のプレゼンテーションに対して、本質的で具体的な質問やコメントができる。
4週 プレゼンテーション② 同上
5週 プレゼンテーション③ 同上
6週 プレゼンテーション④ 同上
7週 プレゼンテーション⑤ 同上
8週 プレゼンテーション⑥ 同上
4thQ
9週 振り返り 授業の振り返りを通じて授業内容の理解を深めることができる。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8

評価割合

発表レポートプレゼン事前チェックシート(自学自習チェック用)合計
総合評価割合603010100
知識の基本的な理解20201050
思考・推論・創造への適応力2010030
汎用的技能200020
態度・志向力(人間力)0000
総合的な学習経験と創造的思考力0000