国語ⅡC

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語ⅡC
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「精選現代文B」(東京書籍)、「精選古典B 古文編」(東京書籍)、「精選古典B 漢文編」(東京書籍)、「ステップアップ高校漢字問題集」(東京書籍)、「カラー版新国語便覧」(第一学習社)
担当教員 畑村 学

到達目標

1、漢文訓読のための基本事項(文法、知識)を理解できる。
2、図解の基本的な書き方を理解し、課題に応じた図解ができる。
3、意見文の基本的な書き方を理解し、自分の意見を根拠をもとに述べることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1漢文訓読の基礎を理解し、テストやレポートで8割以上正答できる。漢文訓読の基礎を理解し、テストやレポートで7割正答できる。漢文訓読の基礎を学習し、テストやレポートで6割正答できる。漢文訓読の基礎を学習し、テストやレポートで6割未満しか正答できない。
評価項目2図解の基本的な書き方を理解し、的確に図を利用した複雑な図が書ける。図解の基本的な書き方を理解し、的確に図を利用した簡単な図が書ける。図解の基本的な書き方を理解し、簡単な図が書ける。図解の基本的な書き方を理解しておらず、簡単な図が書けない。
評価項目3意見文の基本的な書き方を理解し、説得力のある根拠に基づいた意見文が書ける。意見文の基本的な書き方を理解し、根拠に基づいた意見文が書ける。意見文の基本的な書き方を理解し、形式通りの意見文が書ける。意見文の基本的な書き方を理解しておらず、形式通りの意見文が書けない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (G) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3学期開講
漢文は日本の文化や思想、日本人の精神を形成するのに重要な役割を果たしている。今後、グローバルに活躍することを目指す高専生として、教養としてその概要を学んでおく。また、代表的な漢文や思想教材等を用いて、今後社会で必要となるコミュニケーションスキルやラインティングスキルも学ぶ。
授業の進め方・方法:
訓読の方法については、教科書の教材を繰り返し音読することで習得する。図解は、今後プレゼンテーションやレポートで活用できるようになるために、基本パーツの利用とその応用を学ぶ。意見文については、今後小論文やサポートに活用できるようになるために、所定のフォーマットを用いて基本的な書き方を学ぶ。
なお、授業ではペア活動やグループ活動(アクティブ・ラーニング)を積極的に取り入れる。
注意点:
1年で学習した漢文訓読の基礎を理解しておく。
毎時間授業内容を理解していないとできない活動や作業を行う。
授業では、ほぼ毎時間プリントを配布するので、プリントを整理するファイルを準備しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスを用い、授業の概要、学習到達目標、成績評価方法を理解できる。
2週 漢文の読解と図解① 漢文訓読の方法に従って短編の漢文(小話、詩等)を訓読できる①。
基本的な図解の方法を理解できる①。
3週 漢文の読解と図解② 漢文訓読の方法に従って短編の漢文(小話、詩等)を訓読できる②。
基本的な図解の方法を理解できる②。
4週 漢文の読解と図解③ 漢文訓読の方法に従って短編の漢文(小話、詩等)を訓読できる③。
基本的な図解の方法を理解できる②。
5週 漢文の読解と図解④ 漢文訓読の方法に従って中編の漢文(史記等)を訓読できる①。
基本的な図解の方法を用いて図が書ける①。
6週 漢文の読解と図解⑤ 漢文訓読の方法に従って中編の漢文(史記等)を訓読できる②。
基本的な図解の方法を用いて図が書ける②。
7週 漢文の読解と図解⑥ 漢文訓読の方法に従って中編の漢文(史記等)を訓読できる③。
基本的な図解の方法を用いて図が書ける③。
8週 漢文の読解と図解⑦ 漢文訓読の方法に従って中編の漢文(史記等)を訓読できる④。
基本的な図解の方法を用いて図が書ける④。
4thQ
9週 漢文と意見文① 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる①。
基本的な意見文の書き方を理解できる①。
10週 漢文と意見文② 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる②。
難易度が低レベルの条件で意見文を書くことができる①。
11週 漢文と意見文③ 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる③。
難易度が低レベルの条件で意見文を書くことができる②。
12週 漢文と意見文④ 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる④。
難易度が中レベルの条件で意見文を書くことができる①。
13週 漢文と意見文⑤ 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる⑤。
難易度が中レベルの条件で意見文を書くことができる②。
14週 漢文と意見文⑥ 漢文訓読の方法に従って思想教材の内容を理解できる⑥。
難易度が高レベルの条件で意見文を書くことができる。
15週 期末試験
16週 試験返却・解説・全体の振り返り 試験解説により授業内容の理解をさらに深めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合6040100
知識の基本的な理解402060
思考・推論・創造への適応力202040
汎用的技能000
態度・志向性(人間力)000
総合的な学習経験と創造的思考力000