到達目標
化学工学Ⅲでは、蒸留、ガス吸収、抽出操作を習得し、応用できることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 蒸留に関する理論が説明でき、基礎的な問題がすべてできる。 | 蒸留に関する理論が説明でき、基礎的な問題が1つはできる。 | 蒸留に関する理論が説明できる。 | 蒸留に関する理論が説明できない。 |
評価項目2 | ガス吸収に関する理論が説明でき、基礎的な問題がすべてできる。 | ガス吸収に関する理論が説明でき、基礎的な問題が1つはできる。 | ガス吸収に関する理論が説明できる。 | ガス吸収に関する理論が説明できない。 |
評価項目3 | 抽出に関する理論が説明でき、基礎的な問題がすべてできる。 | 抽出に関する理論が説明でき、基礎的な問題が1つはできる。 | 抽出に関する理論が説明できる。 | 抽出に関する理論が説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (d)-(2)
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教育目標 (C)①
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教育方法等
概要:
第1学期と第2学期にそれぞれ週1回開講
蒸留、ガス吸収、抽出の分離操作を理解する。
授業の進め方・方法:
5年の前期では、代表的な分離操作である蒸留、ガス吸収、液液抽出を学ぶが、例題や章末問題を通じて、理解を深める。授業中の計算問題の対応に、必ず関数電卓を持参する必要がある。また、状態図への作図のために、目盛付きの定規(できれば30cm)が必要になる。
注意点:
化学工学では、物理化学の応用として、工業物理化学と呼ばれていた時期もあり、分離操作の代表的な蒸留は、気液平衡を利用している。また、ガス吸収は、ガスの溶解度を利用している。さらに、抽出は、液液平衡を利用しているので、物理化学との関連性を考慮すると理解が深まる。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解し、自学自習に活用できる。
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2週 |
5章 蒸留(1) |
蒸留の基礎理論を説明できる。
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3週 |
5章 蒸留(2) |
各種蒸留方法と操作を説明できる。
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4週 |
5章 蒸留(3) |
精留装置と操作を説明できる。
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5週 |
5章 蒸留(4) |
還流比および物質収支・熱収支を説明できる。
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6週 |
5章 蒸留(5) |
共沸蒸留と抽出蒸留を説明できる。
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7週 |
5章 蒸留(6) |
蒸留の練習問題を解くことができる。
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8週 |
中間試験 |
5章 蒸留の試験問題を解くことができる。
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2ndQ |
9週 |
6章 ガス吸収(1) |
吸収の基礎理論を説明できる。
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10週 |
6章 ガス吸収(2) |
吸収の物質収支と主な吸収装置を説明できる。
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11週 |
6章 ガス吸収(3) |
充填式吸収装置の計算ができる。
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12週 |
7章 抽出(1) |
抽出装置を説明できる。
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13週 |
7章 抽出(2) |
抽出の理論を説明できる。
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14週 |
7章 抽出(3) |
液ー液抽出の計算ができる。
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15週 |
期末試験 |
ガス吸収と抽出の試験問題を解くことができる。
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16週 |
まとめ |
試験問題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 50 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |