卒業研究

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 卒業研究
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 10
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材
担当教員 小倉 薫,山﨑 博人,根來 宗孝,中野 陽一,髙田 陽一,廣原 志保,茂野 交市,三留 規誉,島袋 勝弥,杉本 憲司,野本 直樹

到達目標

1.自主的に新しい情報や知識を習得し、課題への継続的な取り組みができる。
2.研究の目的を理解し、実験を計画して遂行し、結果を整理して解析できる。
3.研究の目的・方法・結果・考察・結論などをまとめて、論文を作成できる。
4.研究成果の資料を作成して発表し、説明・説得することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1自主的に新しい情報や知識を習得し、課題への継続的な取り組みができる新しい情報や知識を習得し、課題への継続的な取り組みができる知識の習得や、課題への取り組みができる知識の習得や、課題への取り組みができない
評価項目2研究の目的を理解し、実験を計画して遂行し、結果を整理して解析できる研究の目的を理解し、実験を遂行し、結果を整理して解析できる研究の目的を理解し、結果を整理することができる研究の目的を理解し、結果を整理して解析できない
評価項目3研究の目的・方法・結果・考察・結論などをまとめて、優れた論文を作成できる研究の目的・方法・結果・考察・結論などをまとめて、良好な論文を作成できる研究の目的・方法・結果・考察・結論などをまとめて、論文を作成できる研究の目的・方法・結果・考察・結論などをまとめて、論文を作成できない
評価項目4研究成果の資料を作成して優れた発表をし、分かりやすく説明・説得することができる研究成果の資料を作成して良好な発表をし、説明・説得することができる研究成果の資料を作成して発表し、説明・説得することができる研究成果の資料を作成して発表し、説明・説得することができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(4) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる
教育目標 (A)② 説明 閉じる
教育目標 (A)④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
下記のテーマから取り組む研究テーマを選択して、1年間研究に取り組む。指導教員と相談しながら、研究を遂行するために必要な知識を獲得していき、研究計画も自ら立案できるようになる。得られた実験結果を解析し、報告できるようになる。1年間の研究成果を卒業論文にまとめることができる。また、わかりやすい表現でプレゼンテーションを行うことができる。
授業の進め方・方法:
1.スケジュール
(1)研究準備(調査・予備実験など、4月)。(2)調査・実験・データ整理・解析など(5月~2月)。(3)卒業研究発表会
2.卒業研究論文
卒業研究論文は、所定の様式(目的・方法・結果・考察・結論等)に従って作成し、提出すること。
3.卒業研究発表
(1)卒業研究発表は公開とし、学外者、教員および物質工学科4・5年生の多人数を対象としてプレゼンテーションを行う。(2)研究概要をA4要旨1枚にまとめ提出する。(3)わかりやすい表現でプレゼンテーションを行う。
4.学習到達目標(1)のレポート作成は4月、7月、10月、12月を標準とする。ただし、研究室ごとに提出時期を変更したり、提出回数を増やす場合がある。
注意点:
到達目標①:卒業研究遂行のために必要な知識の獲得や、研究計画に関して定期的に作成したレポートで評価する。(20%)
到達目標②:実験データ・資料・レポートで指導教員が評価する。(30%)
到達目標③:卒業論文によって評価する。(40%)
到達目標④:卒業研究発表および発表予稿集で評価する。(10%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 小倉薫 1.有機EL用新規化合物の合成とデバイス化
2.薄膜型太陽電池の設計と製作
3.分子の対称性と分子間相互作用の相関
2週 山﨑博人 1.シクロデキストリンを用いたガス分離膜の開発
2.柔軟性をもつフォトレジスト用樹脂の開発
3.シクロデキストリン含有含水ゲルによる油分含有排水処理システムの開発
3週 根來宗孝 1.蛋白質・薬物相互作用の解析
2.化合物による、細胞の酸化ストレスに及ぼす影響の解明
4週 廣原志保 1.光線力学療法用光増感剤の開発
2.放射線増感剤の開発
3.PET診断薬の開発
5週 茂野交市 1.セラミックスの低温焼結化と応用に関する研究
2.新規機能性セラミックスの開発
6週 高田陽一 1.新規機能性界面活性剤の開発
2.濡れ性の評価法と制御技術の開発
7週 三留規誉 1.分子モーターの回転制御法の開発
2.イオン輸送活性制御法の開発
8週 野本直樹 1.開発途上国向けの下水処理技術の開発
2.化学物質の微生物への影響評価
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート実験データ・資料・レポート卒業論文卒業研究発表会・発表予稿集合計
総合評価割合20304010100
知識の基本的な理解2410218
思考・推論・創造への適用力2920334
汎用的技能745521
態度・志向性(人間力)795021
総合的な学習経験と創造的思考力24006