生物A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 生物A
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:4
教科書/教材 東京書籍 新編 生物基礎 生基312
担当教員 三留 規誉

到達目標

(1)生物学の基本分野は確実に理解できる。(2)身の回りの生物や生命現象に興味を持つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1細胞の構造を描くことができ、呼吸と光合成の概要を説明できる。細胞の構造を描くことができる。エネルギー獲得経路として、呼吸、光合成があることを知っている。細胞について知らない。
評価項目2遺伝子とDNAを関連付けることができる。遺伝子とDNAを関連付けることができる。遺伝子とDNAの関係を知らない。
評価項目3タンパク質の概要を説明できる。タンパク質の名称を複数言える。タンパク質を知らない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日常生活の中での生物や生命現象への関心を高め、生物学の基本的な概念や原理・法則を理解し、科学的な見方や考え方を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
全ての生物は細胞からできています。人間とネズミは姿、形は違っていても、両者の細胞は驚くほどよく似ています。そのため、細胞のことを理解することが生物学の第一歩です。そして、細胞の塊である体がどのように調整されているのか勉強しましょう。生物を勉強することは自分自身を知ることにもつながります。現在、我々の生活を豊かにしている色々な技術のなかには、生物の知識を基礎としたものも数多くあります。さらに、我々の生活を考える上で、地球全体のことを考えることは大切なことです。様々な生態系を知ることで、地球環境への理解を深めましょう。
注意点:
予習および復習をすること。予習は授業前に教科書を読み概要を把握しておくと授業が理解しやすい。初めて聞く言葉など、これまで身近でなかった言葉を理解する必要があるので、復習は短時間でよいから授業毎にしておくこと。知識を確かなものとするために、小テストを行う。特に、後期には知識量も多くなってきているので、毎授業の開始時に、その回以前までに学習した項目について小テストを行う。授業の内容は、身の回りの生物現象や自分の体のことなど身近なことが多い内容である。関心をもって取り組むことによって、多くの知識を得ることができるようになる。ただ丸覚えするのではなく、科学的なものの考え方ができるようになることが大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
生物の特徴
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解できる。
地球の歴史等を知り、生物の特徴を理解する。
2週 生物の共通性と多様性 生物に見られる共通性と多様性について理解できる。
3週 生物共通の単位:細胞 生物の基本単位である細胞について理解できる。
4週 細胞の構造
生物の構造
細胞の構造が理解でき、さらに生物の構造の共通性と多様性について理解できる。
5週 生命活動とエネルギー 生命活動を支える代謝について理解できる。
6週 光合成 地球上の生物にとって重要な光合成について理解できる。
7週 呼吸 細胞内で行われる生物に共通で重要な呼吸について理解できる。
8週 中 間 試 験
2ndQ
9週 試験返却・解答解説
DNAの構造
試験解説により,間違った箇所を理解する。
DNAの構造が理解できる。
10週 遺伝子とゲノム 遺伝子とゲノムについて理解できる。
11週 遺伝情報の複製と分配 DNAの塩基配列の複製について理解でき、細胞分裂と遺伝子の関係についても理解できる。
12週 遺伝情報とRNA RNAの構造と働きについて理解できる。
13週 遺伝情報の発現とタンパク質合成 遺伝情報の発現の流れが理解できる。
14週 タンパク質の働き
遺伝情報の維持と発現
さまざまなタンパク質の働きについて理解でき、細胞の種類ごとに特有の遺伝子が発現することについても理解できる。
15週 期 末 試 験
16週 試験返却・解答解説まとめ 試験解説により,間違った箇所を理解する。前期の学習事項のまとめを行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合454510000100
基礎的能力001000010
専門的能力4545000090
分野横断的能力0000000