到達目標
本講義では、物理化学包含される異なる4つの単元について学ぶ。各単元について、その意義と到達目標を示す。
電気分解 :電気精錬、水素製造に必須の技術である。
化学電池 :携帯電話など身近なものから、人工衛星のような最先端技術まで、現代社会に深く浸透している
量子化学 :現代科学では、素粒子の振舞いを理解することによって様々な現象を説明する。
原子核反応と放射線:エネルギー利用のほか、宇宙開発、同位体ラベルなどの高度な実験に必要である。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 |
電池 | 化学電池に関する基本的な説明ができ、化学電池の起電力を求め、熱力学諸量との関係を求めることができる。また、化学電池の応用について実例を挙げて説明できる。 | 化学電池について基本的な説明ができる。 | 化学電池について説明できない。 |
電気分解 | 電気分解とその応用に関する説明ができる。
電気分解に関する計算ができる。
めっきとその応用に関する説明ができる。 | 電気分解に関する基本的な説明ができる。
めっきに関する基本的な説明ができる。 | 電気分解に関する説明ができない。 |
コロイド | コロイドの性質と応用に関する説明ができる。 | コロイドの性質について説明ができる。 | コロイドの性質について説明ができない。 |
界面の特徴と界面現象 | 界面の特徴と界面現象、その応用に関する説明ができる。 | 界面の特徴と界面現象について説明できる。 | 界面の特徴と界面現象について説明できない。 |
量子論 | 量子論について説明ができ、簡単な波動力学の計算ができる。 | 量子論について説明できる。 | 量子論について説明できない。 |
原子軌道と分子軌道 | 原子軌道と分子軌道の考え方について説明でき、状態を量子数で表現できる。 | 原子軌道と分子軌道の考え方について説明できる。 | 原子軌道と分子軌道の考え方について説明できない。 |
原子核反応と放射線 | 原子核反応と放射線について説明でき、関係する計算ができる。 | 原子核反応と放射線について説明できる。 | 原子核反応と放射線について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE (d)-(3)
説明
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教育目標 (A)①
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教育方法等
概要:
電気化学、コロイド、界面は物理化学分野の基礎である。量子論は現代化学を語るうえで重要な知識である。
授業の進め方・方法:
授業と演習を組み合わせて行う。
注意点:
演習は試験を受けるうえで重要であるから必ず行うこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電池の基礎と応用 |
(1)化学電池の起電力を計算できる。 (2)電池の起電力と熱力学量、溶解度、反応の平衡定数の関係を使った計算ができる。 (3)実用電池の実例を説明できる。
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2週 |
電気分解の基礎と応用 |
(1)電気分解に関する説明ができる。 (2)電気分解に関する計算ができる。 (3)めっきに関する説明ができる。
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3週 |
コロイド |
(1)コロイドに関する説明ができる。 (2)コロイドに関する計算ができる。
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4週 |
界面の特徴と界面現象 |
(1)界面の特徴と界面現象について説明できる。 (2)界面現象に関する計算ができる。 (3)吸着平衡について説明ができる。 (4)界面活性剤について説明できる。
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5週 |
量子論の歴史と基礎 |
(1)量子論の歴史と根拠について概説できる。 (2)光電効果、ド・ブロイ波、不確定性原理に関する計算ができる。
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6週 |
シュレディンガー方程式 |
(1)シュレディンガー方程式について概説できる。 (2)一次元のポテンシャル場に関するシュレディンガー方程式を解くことができる。
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7週 |
原子軌道と分子軌道 |
(1)水素型原子の軌道と量子数の関係を説明できる。 (2)分子軌道の概念について説明できる。
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8週 |
原子核反応と放射線 |
(1)放射性崩壊に関する事項を説明できる。 (2)放射性物質と放射線の利用について事例を含めて説明できる。
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4thQ |
9週 |
期末試験 |
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10週 |
試験解答とまとめ |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 100 |