到達目標
1.原核生物、真核生物の微生物の違いを導き出せること
2.微生物の分類法を行うことができる
3.微生物の増殖曲線とそれに関わる環境因子について整理できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限な到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 真核生物と原核生物の細胞構造を描くことができ、各細胞小器官の機能を導き出せること | 真核生物と原核生物の細胞構造を描くことができ、いくつかの細胞小器官の機能を導き出せること | 真核生物と原核生物の細胞構造の違いを導き出せること | 真核生物と原核生物の細胞構造の違いを導き出せない |
評価項目2 | 微生物の分類、3ドメイン説を理解し、代表的な微生物15種類の分類を行うことができる | 微生物の分類、3ドメイン説を理解し、5種程度の微生物の分類が行えること | 微生物の分類、3ドメイン説を理解している | 微生物の分類、3ドメイン説を知らない |
評価項目3 | 微生物の増殖に影響を与える環境因子と増殖曲線について理解できる | 微生物の増殖に影響を与える環境因子について整理できる | 増殖曲線の概要を説明できる | セントラルドグマを知らない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第2学期開講
微生物はあらゆる環境に存在します。そのため、人間に想像もできないような「生き残る工夫」をしています。微生物学Ⅰでは、様々な環境にいる微生物を紹介していきます。無限大に広がる不思議なミクロの世界を堪能しましょう。
授業の進め方・方法:
微生物という肉眼では見ることができない生き物について学んでいく。微生物に含まれる範囲は、原核生物から真核生物、そうしウイルスにまで広がっており、その多様性も無限大だと言える。微生物学Ⅰでは、基本的な微生物の分類および構造について学んでいく。
知識の定着を図るために、適宜小テストやレポートを課す。
注意点:
本講義は、1年生の生物の知識を前提としているので、生物の内容をしっかりと復習し、授業に臨むこと。より深く理解するために「ベーシックマスター 微生物学」や「Brock微生物学」が参考になる。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
微生物とは |
本講義の全体的な流れを説明し、微生物に関する知識について確認する
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2週 |
微生物学の歴史1 |
人類と微生物との関わりについて説明できる
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3週 |
微生物学の歴史2 |
微生物学の発達について説明できる
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4週 |
微生物の利用 |
微生物の利用の歴史について説明できる
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5週 |
微生物の分類 |
微生物の分類について説明できる
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6週 |
微生物細胞の構造と機能1 |
原核生物の構造と機能について説明できる
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7週 |
微生物細胞の構造と機能2 |
カビおよび酵母の構造について説明できる
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8週 |
中間まとめ |
中間まとめとして試験を実施する
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2ndQ |
9週 |
微生物の種類と特徴1 |
真正細菌の種類と性状等について説明できる
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10週 |
微生物の種類と特徴2 |
古細菌、極限環境微生物について説明できる
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11週 |
微生物の種類と特徴3 |
カビ、原生生物の種類およびその性状等について説明できる
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12週 |
微生物の種類と特徴4 |
ウイルスの構造、種類について説明できる
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13週 |
微生物の増殖1 |
微生物の増殖曲線について説明できる
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14週 |
微生物の増殖2 |
微生物のエネルギー源と環境要因について説明できる
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15週 |
定期試験 |
全範囲の試験を実施する
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16週 |
試験返却 |
定期試験を返却し解説する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 45 | 45 | 10 | 100 |
知識の基本的な理解 | 25 | 25 | 5 | 55 |
思考・推論・創造への適用力 | 20 | 20 | 5 | 45 |
態度・志向性(人間力) | 0 | 0 | 0 | 0 |