分子生物学Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 分子生物学Ⅱ
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 ベーシックマスター分子生物学(オーム社)
担当教員 三留 規誉

到達目標

(1)翻訳制御とDNA修復を考えることができる。
(2)細胞周期と細胞分裂を考えることができる。
(3)ウイルスと疾患について考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1真核生物と原核生物の翻訳制御について説明することができ、DNA修復の分子機構について考えることができる。真核生物と原核生物の翻訳制御について説明することができ、DNA修復について考えることができる。翻訳制御とDNA修復を考えることができない。
評価項目2細胞周期と細胞分裂に関わる分子に関する知識を身に付け、その分子の働く機構について考えることができる。細胞周期と細胞分裂に知識を身に付け、その分子の働く機構について考えることができる。細胞周期と細胞分裂について考えることができない。
評価項目3ウィルスの構造と増殖機構について考えることができ、遺伝子発現の分子メカニズムと関連付けて、疾患との関係について考えることができる。ウィルスの構造と増殖機構について考えることができ、疾患との関係について考えることができる。ウィルスと疾患について考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(3) 説明 閉じる
教育目標 (C)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「生物化学」の内容をさらに詳しく説明し、細胞内で起こる様々な現象が分子同士の相互作用により、成り立つことを理解させる。                                                               
授業の進め方・方法:
細胞内で起こる様々な現象が分子同士の相互作用により、成り立っています。DNAを中心として生命活動を分子レベルで理解してもらいます。毎回、授業内容の小テストを行います。小テスト、定期試験では、理解度を試すため、記述式の試験を課します。授業内容を十分に理解するように努めてください。
注意点:
毎回、授業内容の小テストを行います。小テスト、定期試験では、理解度を試すため、記述式の試験を課します。授業内容を十分に理解するように努めてください。この授業は、日本語と英語のバイリンガルで授業を実施します。英語力に不安のある人は、十分な予習と復習をして授業を受けるようにしてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 翻訳の調節1 遺伝暗号の解読を中心に翻訳の基本的なしくみを説明できる。
2週 翻訳の調節2 真核生物の翻訳制御について概説できる。
3週 翻訳後調節1 タンパク質のプロセシングと細胞内輸送について概説できる。
4週 翻訳後調節2 タンパク質の分解について概説できる。
5週 細胞周期1 細胞周期の制御機構について概説できる。
6週 細胞周期2 細胞周期とがんについて概説できる。
7週 細胞分裂 体細胞分裂と減数分裂について説明できる。
8週 中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。
4thQ
9週 ウイルス1 ウイルスの構造と生活環について説明できる。
10週 ウイルス2 DNAウイルスと疾患について概説できる。
11週 ウイルス3 真核細胞における転写調節のしくみを概説できる。
12週 ゲノムプロジェクト ヒトゲノム計画について概説できる。
13週 ゲノム医学 ゲノム情報の医学応用について概説できる。
14週 ポストゲノム トランスクリプトーム解析とプロテオーム解析   について概説できる。
15週 期末試験
16週 まとめ 全体の学習事項のまとめと授業評価アンケート調査を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合454510000100
基礎的能力001000010
専門的能力4545000090
分野横断的能力0000000