生物化学実験

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 生物化学実験
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自作の実験書
担当教員 根來 宗孝,三留 規誉,島袋 勝弥

到達目標

(1)各実験テーマの原理および方法をまとめることができる。
(2)実験結果を正しく考察できる。
(3)実験に関する知識を身に付け、解析できる。
(4)実験を予習して検討出来る。
(5)与えられた課題に熱心に取り組み、考えることが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目15つの実験テーマの原理及び方法すべてをまとめることができる。4つの実験テーマの原理及び方法すべてをまとめることができる。3つの実験テーマの原理及び方法すべてをまとめることができる。4つの実験テーマの原理及び方法すべてをまとめることができない。
評価項目25つの実験テーマの実験データの整理及び考察についてすべて説明できる。4つの実験テーマの実験データの整理及び考察についてすべて説明できる。3つの実験テーマの実験データの整理及び考察についてすべて説明できる。4つの実験テーマの実験データの整理及び考察についてすべて説明できない。
評価項目3全ての実験テーマに関する知識を身に付け、解析できる。実験に関する知識を身に付け、解析できる。実験に関する知識を身につけている。実験に関する知識を身についけていない。また、解析できない。
全ての実験を予習して取り組み、実験を達成することができる。実験を予習して取り組み、実験を達成することができる。実験を予習して検討できる。実験を予習して検討できない。
与えられた課題を全て熱心に取り組み、考えることができる。与えられた課題を熱心に取り組み、考えることができる。与えられた課題を取り組み、考えることができる。与えられた課題を取り組み、考えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
注意点:
実験を二部構成とし、第1部では生化学実験の基本を習得させ、第2部ではタンパク質をはじめとする生体物質の取り扱いに慣れさせる。特に、第1部はトレーニング的課題を取り入れ基本操作の習得に重点を置く。また、テーマごとにレポートの提出を義務づけ実験結果のまとめ方を指導する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験の説明と準備、演習問題 生化学実験の概要、進め方、心構え、注意事項などを説明する。問題演習では、実験に関連する計算問題を中心に行う。
2週 ピペット操作 複数の色素溶液について数段階の希釈を行ったのち、分光光度計による測定値からそれぞれの濃度を算出し、5 %の誤差範囲で測定できる。
3週 緩衝液の調製 緩衝液の概念を理解する。リン酸緩衝液等の調製を行いその働きを検証することができる。
4週 ペーパークロマトグラフィーによるアミノ酸の分析 数種のアミノ酸混合液についてペーパークロマトグラフィーを行い、含まれるアミノ酸の種類をRf値とニンヒドリンによる発色から決定することができる。
5週 タンパク質の定量 ローリー法によりタンパク質の定量を行う。各自に与えられたタンパク溶液について、検量線を利用しその濃度を決定することができる。 (検量線作成と未知試料)
6週 アミラーゼの定量 ヨウ素ーデンプン反応を利用しアミラーゼ活性を測定する。各自のアミラーゼ溶液を濃度既知のデンプン溶液に加え反応後、残存デンプン量よりその活性を算出することができる。 (検量線作成と未知試料)
7週 総合演習 各テーマに関する筆記試験を行う。
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

)実験レポートの原理及び方法に関する項目を評価する。実験レポートのデータ整理及び考察に関する項目を評価する。各テーマに関する筆記試験で評価する。実験ノートの予習内容で評価する。課題への取り組みを評価する。その他合計
総合評価割合25251020200100
基礎的能力101051010045
専門的能力151551010055
分野横断的能力0000000