基礎物質工学演習

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎物質工学演習
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント
担当教員 山﨑 博人

到達目標

(1) 物質量、濃度、反応熱の基本的な計算ができる。
(2 )基本的な化学反応式をつくることができる。
(3) 単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算ができる。
(4) 演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的に理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1物質量、濃度、反応熱の基本的な計算が十分できる。 物質量、濃度、反応熱の基本的な計算がある程度できる。 物質量、濃度、反応熱の基本的な計算ができる。 物質量、濃度、反応熱の基本的な計算ができない。
評価項目2基本的な化学反応式をつくることが十分できる。基本的な化学反応式をつくることがある程度できる。基本的な化学反応式をつくることができる。基本的な化学反応式をつくることができない。
評価項目3単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算が十分できる。 単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算がある程度できる。 単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算ができる。 単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算ができない。
評価項目4演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的に十分理解できる。演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的にある程度理解できる。演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的に理解できる。演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的に理解できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(3) 説明 閉じる
教育目標 (A)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年から3年まで学んだ内容の内、物質工学の基礎となる化学に重点を置き、復習を中心に演習を行う。
来る就職や進学に備えるとともに、卒業研究での実験や考察の基礎を固める。
授業の進め方・方法:
卒業研究に向けて、今一度、1〜3年生で学んできた化学をしっかりと復習しましょう。
復習の確認として、毎回の小テストを行います。また定期的にレポートを課します。
物理化学、無機化学、分析化学、有機化学、生物化学をバランスよく復習することが、今後の糧となります。
注意点:
しっかりと予習、復習をすること。
3年生までに学習した種々の化学を演習を通して、再確認する。
再テストはしないので、 確実に日々の課題をこなすことが求められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物質の構成(1) ・原子の構造と周期表
2週 物質の構成(2) ・化学結合
3週 物質の構成(3) ・物質量と濃度
・化学反応式と量的関係
4週 物質の変化(1) ・酸と塩基の反応
・中和反応と塩
5週 物質の変化(2) ・酸化還元反応
6週 物質の状態(1) ・気体の性質
7週 物質の状態(2) ・溶解と溶解度
8週 中間考査
2ndQ
9週 反応速度と化学平衡(1) ・化学反応の速さ
10週 反応速度と化学平衡(2) ・化学平衡
11週 反応速度と化学平衡(3) ・いろいろな平衡
12週 有機化合物(1) ・有機化合物の特徴と構造
・脂肪族炭化水素
13週 有機化合物(2) ・アルコールとカルボニル化合物
14週 有機化合物(3) ・芳香族化合物
15週 人間生活と物質 ・食品の化学
16週 期末考査

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験小テストレポートポートフォリオその他合計
総合評価割合2525104000100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】20205300075
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】55500015
態度・志向性(人間力) 【責任感】000100010