日本語

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語
科目番号 0030 科目区分 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中級を学ぼう中級前期
担当教員 池田 晶,赤木 彌生

到達目標

1「読む・書く・話す・聞く」の4技能を高めます。2日本語でのコミュニケーション能力を高め、プロジェクトなどグループ活動をスムースに行う力を伸ばします。3PPTの書き方を学び、発表の方法を学びます。4 講義の内容を理解し、レポート作成、発表などができる力を伸ばします。5リーディング、ライティングの練習を行い、論理的な思考力を伸ばします。6 問題発見、問題解決、課題遂行能力を養います。7 批判的精神を培い、ディスカッションができる能力を養い、意見を述べることができる力を培います。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章の読み書きが80%以上できる。論理的な文章の読み書きが70%程度できる。論理的な文章の読み書きが60%程度できる。論理的な文章の読み書きができない。
評価項目2講義の内容を80%以上説明できる。講義の内容を70%程度説明できる。講義の内容を60%程度説明できる。講義の内容が説明できない。
評価項目3自分の考えを80%以上表現できる。自分の考えを70%程度表現できる。自分の考えを60%程度表現できる。自分の考えが表現できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語中級レベルの語彙表現文法を学び、日本語での表現力を養います。
授業の進め方・方法:
教科書の各課を学習し、語彙表現文法を学びます。話合い、描写、ディスカッション、パラグラフライティングの力を培います。
注意点:
1 授業開始前に、J-CAT日本語テストを受験し、日本語能力チェックをします。自分の日本語力を知り、日本語能力試験(JLPT)に向 けて、日本語能力を高めます。2 各課ごとの小テストがあります。3 各課のライティング、練習問題は提出します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 第1課「音楽と音」音楽と音について話し合います。文法項目/カタカナ語/ トピックについて話し、意見交換をします。新出文法項目について学びます。新出語彙、カタカナ語について学びます。
2週 第1課「音楽と音」グラフの読み方、分析、説明の仕方について学びます。 グラフを読み、分析し、説明をします。
3週 第1課「音楽と音」形容詞の名詞化 形容詞の名詞化について学びます。
4週 第2課「いい数字悪い数字」数字について話し合います。新出文法項目/新出語彙 トピックについて話し、意見交換をします。新出文法項目について学びます。新出語彙について学びます。
5週 第2課「いい数字悪い数字」 段落の作り方について学びます。段落ごとのリーディングについて練習します。
6週 第2課「いい数字悪い数字」四字熟語 段落を用いた作文の書き方について学びます。作文を練習します。
7週 第3課「おもしろい日本」おもしろい日本について話し合います。新出文法項目/新出語彙 「こそあど」の使い方「ていく、てくる」の使い方
8週 第3課「おもしろい日本」 会話練習
2ndQ
9週 第3課「おもしろい日本」 自国紹介についての作文PPT作成・口頭発表
10週 第1課小テスト・回答説明 
第4課「くしゃみ」くしゃみについて話し合う。
各課練習問題提出
トピックについて話し、意見交換をします。  新出文法項目について学びます。         新出語彙について学びます。
11週 第2課小テスト・回答説明 
第4課「くしゃみ
各課練習問題提出       複合動詞・和語・漢語について学びます。助詞+の擬音語・擬態語
12週 第3課小テスト・回答説明   第4課「くしゃみ」 各課練習問題提出       手紙、メールの書き方
13週 第5課「わたしの町」     わたしの町について話し合います。     新出文法項目/新出語彙 位置の表し方
14週 第5課「わたしの町」 変化を表す文法
15週 試験返却・回答解説・まとめ 各課練習問題提出 
16週
後期
3rdQ
1週 第6課「この日に食べなきゃ意味がない」年間行事について話し合います。新出文法項目/新出語彙 話しことばの表現
2週 第6課「この日に食べなきゃ意味がない」 グラフや表の読み方について学び、分析、解説する練習をします。
3週 第6課「この日に食べなきゃ意味がない」 名詞修飾節アンケート調査
4週 第7課「お相撲さんの世界」                スポーツについて話し合います。新出文法項目/新出語彙 「は・が」について
5週 第7課「お相撲さんの世界」 接続詞について
6週 第7課「お相撲さんの世界」  性格に関する表現
自己アピールの表現 面接・就職活動での自己アピール文の練習      
7週 第8課「第一印象」
第一印象について話し合います。新出文法項目/新出語彙
ディスカッションでの意見の出し方について学び、練習します。
8週 第8課「第一印象」 ディベートでの手順や表現について学び、練習します。
4thQ
9週 第8課「第一印象」 作文でのディスカッションの方法について学び、練習します。
10週 第6課小テスト・回答説明  
作文カウンセリング
各課練習問題提出
11週 第7課小テスト・回答説明   作文カウンセリング 各課練習問題提出
12週 第8課小テスト・回答説明 各課練習問題提出 
13週 レポートの書き方① パラグラフライティング について学び、練習します。書き方の語彙文法
14週 レポートの書き方② パラグラフライティングについて学び、練習します。書き方の語彙文法  
15週 テスト返却・回答説明    
レポート返却
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。4
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。4
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30201010030100
基礎的能力30201010030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000