日本事情

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本事情
科目番号 0031 科目区分 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 池田 晶,赤木 彌生

到達目標

1 日本文化について知識を増やし,文化背景について考えます。2 日本文化を体験し、理解を深めます。3日本の社会事情について知識を増やし、問題意識を深め、社会に対する理解を深めます。4 宇部市の地域社会について学び、 理解を深めます。5 自国の文化を紹介し、考えることによって、文化を相対的に見る能力を養います。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1日本人の生活の実態と、その考え方を80%程度説明することができる。日本人の生活の実態と、その考え方を70%程度説明することができる。日本人の生活の実態と、その考え方を60%程度説明することができる。日本人の生活の実態が分からず、その考え方を説明することができない。
評価項目2日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが80%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが70%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることが60%程度できる。日本と自国の文化について、考えたり意見を述べることができない。
評価項目3日本のものつくりの原点について80%程度説明できる。日本のものつくりの原点について70%程度説明できる。日本のものつくりの原点について60%程度説明できる。日本のものつくりの原点について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本文化、日本社会について学び理解を深め、日本での生活、学業がスムースになるようにします。
授業の進め方・方法:
文化体験プログラムなど体験を通して日本文化について理解を深めます。
日本社会についての文を読み理解を深めます。
注意点:
日本文化を体験し、知識を増やし、理解を深めます。自国の文化を紹介し、文化についての相対的な見方を学びます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 日本および山口県の地理と歴史などの概略 日本および山口県の地理、気候、産業、歴史について学びます。 花見などの年中行事について学びます。
2週 日本の姿:国土と人口 日本の国土、人口、気候について学びます。自国の国土、人口などを比較対照して考える。地震、台風などの災害対策について学びます。
3週 日本の歴史① 古代・中世の歴史について学びます。
4週 日本の歴史・山口の歴史② 明治維新・近代史 吉田松陰について読み、学びます。自国の人物を紹介します。
5週 日本伝統文化① 茶道・華道・能・狂言・着物などの伝統文化の背景について学び、体験します。ゆかたを着て盆踊りを練習します。
6週 日本伝統文化② 神楽・歌舞伎などの伝統文化について学びます。
7週 日本の食文化①        日本料理文化の相対的見方 日本料理について学びます。  寿司の起源について学びます。文化のルーツや背景について学びます。
8週 日本の食文化② お茶の起源について学びます。
2ndQ
9週 住宅事情 日本の住宅、生活について学びます。
10週 教育 日本の教育制度について学びます。       いじめなどの問題点とその背景について学びます。
11週 高齢化社会と少子化社会 日本社会の問題について学び、意見交換を行います。
12週 ホームビジットについて ホームビジットについて学び、準備します。
13週 ホームビジットについての感想をまとめる。 ホストファミリーへの手紙を書きます。ホームビジットのレポートをまとめます。
14週 発表準備                  自国と自国の文化および文化背景について調べ、発表します。 自国と文化について発表します。         特に日本と自国の文化を対照させて発表します。
15週 試験返却・回答解説           まとめ
16週
後期
3rdQ
1週 日本語のコミュニケ―ションスタイル 日本語、英語、自国語などと比較対照し、コミュニケーションスタイルについて考え、日本人がどのようにコミュニケ―ションを図っているかのを学びます。
2週 日本語の敬語~ビジネス日本語 ビジネス場面で使われる敬語について学びます。
3週 サブカルチャーから見る日本文化① アニメ、コンピュータゲーム、J-POP、ドラマなどのサブカルチャーから現代の日本文化について学び、日本社会について考えます。
4週 サブカルチャーから見る日本文化② アニメや歌の歌詞に見る日本語について学びます。
5週 サブカルチャーから見る日本文化③ 人気のあるドラマや小説などに見る日本の社会や日本語について学びます。
6週 アンケート調査 日本人学生の好きなサブカルチャーについてアンケートを調査を行い、レポートを作成します。
7週 発表 アンケートの結果を口頭発表します。
8週 日本人の労働観① 会社の仕組み、会社員の働き方、終身雇用など変化する雇用体制について学びます。
4thQ
9週 日本人の労働観② 集団意識と個人意識について学びます。
10週 日本人の結婚感① 冠婚葬祭、結婚式の現状について学びます。
11週 日本人の結婚感② 非婚率などの問題点について学び、背景について考えます。
12週 日本の政治① 政治の仕組みについて学びます。
13週 日本の政治② 政治の問題点について学びます。
14週 企業見学 環境処理施設などを見学し、その仕組みについて学びます。感想文を書きます。
15週 試験返却・回答解説           まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。3
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。3
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。3
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。3
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20301010030100
基礎的能力20301010030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000