生物化学Ⅳ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 生物化学Ⅳ
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 ストライヤー 基礎生化学学 (東京化学同人)
担当教員 島袋 勝弥

到達目標

(1)糖、タンパク質、脂質、核酸の構成成分の代謝を理解し、概略を整理できること。
(2)生体のエネルギー獲得方法をまとめることができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1代謝が異化と同化からなること、さらに主要な代謝反応がどの細胞小器官で起こるか整理できる。代謝が異化と同化からなること、代謝反応が細胞小器官で起こることを整理できること。代謝が異化と同化からなることを説明できる。代謝が異化と同化からなることを説明できない。
評価項目2解糖系、TCA回路の概要をまとめることができる。解糖系、TCA回路のうち、いずれかについて概要をまとめることができる。解糖系、TCA回路のいずれかを説明できる。解糖系、TCA回路のいずれも説明できない。
評価項目3電子伝達系、および酸化的リン酸化の概要をまとめることができる。電子伝達系、および酸化的リン酸化のうちいずれかについて概要をまとめることができる。電子伝達系および酸化的リン酸化のいずれかを説明できる。電子伝達系および酸化的リン酸化のいずれも説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(3) 説明 閉じる
教育目標 (C)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義では、生物化学IIIで学習した生体分子(糖、アミノ酸、脂質、そして核酸)が体内でどのような生体反応によって合成・分解されるのか学ぶ。そのために、授業に望む前に生物学IIIの内容をしっかりと復習する必要がある。
授業の進め方・方法:
生物化学IIIでは、生体分子について学びました。生物化学IVは、それら生体分子が織りなすストーリを楽しむ時間です。登場人物たち(生体分子)がどのように、生体の中で物語を繰り広げていくのか、存分に堪能して下さい。
注意点:
授業には、毎回予習をして望むこと。復習を兼ねた自学自習用に小テストを課す。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 代謝とエネルギー
代謝制御と細胞小器官
代謝について概説するとともに高エネルギー化合物についても説明する。
細胞内小器官と代謝の関連、代謝制御について説明をする。
2週 解糖系
TCA回路
糖の嫌気的代謝について説明する。
糖の好気的代謝について説明する。
3週 電子伝達系と酸化的リン酸化
糖新生
電子伝達系と酸化的リン酸化について説明する。
糖の合成について説明する。
4週 糖の相互変換 ペントースリン酸経路について説明する。
5週 光合成 光合成の明反応である光リン酸化等について説明する。
光合成の暗反応であるカルビン回路等について説明する。
6週 脂質の代謝 脂質の消化と吸収および脂肪酸酸化系について説明する。
脂肪酸合成について説明する。
7週 アミノ酸代謝
ヌクレオチド代謝
アミノ酸の代謝について説明する。
ヌクレオチドの代謝について説明する。
8週 期末試験
4thQ
9週 まとめ 全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404020000100
基礎的能力002000020
専門的能力4040000080
分野横断的能力0000000