経営情報学概論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 経営情報学概論
科目番号 51027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 1
開設期 1st-Q 週時間数 4
教科書/教材 なし
担当教員 武藤 義彦,松野 成悟,田川 晋也,岸川 善紀,荒川 正幹,挾間 雅義,根岸 可奈子,山根 陽一,伊藤 勉

到達目標

(1) 高専制度の目標と特徴を理解できる。
(2) 専門教育および卒業後の進路について,それらの概要を理解できる。
(3) 卒業研究に至る各科目の位置づけと関連性を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1高専制度の目標と特徴を明確に理解し、分かりやすく正確に説明できる。高専制度の目標と特徴を明確に理解し、正確に説明できる。高専制度の目標と特徴を明確に理解し、説明できる。高専制度の目標と特徴を説明できない。
評価項目2専門教育および卒業後の進路について,それらの概要を明確に理解し、分かりやすく正確に説明できる。専門教育および卒業後の進路について,それらの概要を明確に理解し、正確に説明できる。専門教育および卒業後の進路について,それらの概要を明確に理解し、説明できる。専門教育および卒業後の進路について説明できない。
評価項目3卒業研究に至る各科目の位置づけと関連性を明確に理解し、分かりやすく正確に説明できる。卒業研究に至る各科目の位置づけと関連性を明確に理解し、正確に説明できる。卒業研究に至る各科目の位置づけと関連性を明確に理解し、説明できる。卒業研究に至る各科目の位置づけと関連性を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期。高専の理念,概要,特徴および学習・教育目標ならびに経営情報学科の目標,概要,特徴,各教員が取り組んでいる研究の内容やその社会的意義等について理解できることが到達レベルである。
授業の進め方・方法:
高専の在学中に身につけるべき知識・技術を知り,それが社会でどのように役立つのかを把握する。その後,経営情報学科教員の有する幅広い研究内容を学び,それが一般科目・専門科目といかなる関連性をもつかを把握し,カリキュラム上での各科目の位置づけを把握できるように務め、また不明な点については積極的に質問して理解を深めることが重要である。
注意点:
欠席した場合にはレポートを提出できないので注意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
経営情報学科について
本講義の目的,実施方法について説明する。経営情報学科の目標,概要,特徴を説明する。また,経営情報学科卒業生の進路(就職,進学)の状況,および企業・専攻科・大学が高専生に期待する能力について理解し、説明できる。
2週 経営情報学科教員が取り組む研究(1)
経営情報学科教員が取り組む研究(2)
経営情報学科の各教員が取り組んでいる研究の内容やその社会的意義等を理解し、説明できる。また,1~5年生において履修・修得する講義・演習と研究内容との関連についても理解し、説明できる。

各教員の有する研究テーマは,学生諸君が卒業研究で取り組む研究テーマと強く関連付けられており,また卒業研究を遂行する際の基礎知識を学ぶ場が1~5年に配置された講義・演習である。高専の教育課程の総仕上げである卒業研究に向けて,学生自らがどのような考え方をもって学ぶべきかについて理解できる。教員の各講義は順不同。
3週 経営情報学科教員が取り組む研究(3)
経営情報学科教員が取り組む研究(4)
武藤…機械学習とニューラルネットワーク
松野…経営学と社会科学について
田川…社会における会計の役割
岸川…「経営」と「情報」と「システム思考」
荒川…情報科学とプログラミング
挾間…授業計画(シラバス)から見る"経営"と"情報"の位置づけ
根岸…国際的な企業経営について
山根…企業開示情報から見る市場経済
伊藤…Big Data技術と企業経営
中村…公共データのオープンデータ化への期待
4週 経営情報学科教員が取り組む研究(5)
経営情報学科教員が取り組む研究(6)
5週 経営情報学科教員が取り組む研究(7)
経営情報学科教員が取り組む研究(8)
6週 経営情報学科教員が取り組む研究(9)
経営情報学科教員が取り組む研究(10)
7週 経営情報学科で学ぶ内容についてのグループワーク(1)
経営情報学科で学ぶ内容についてのグループワーク(2)
8週 経営情報学科で学ぶ内容についてのグループワーク(3)
全体の学習事項のまとめ,授業改善アンケートの実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2前6,前7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2前6,前7
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。2前6,前7
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前6,前7
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前6,前7
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前6,前7
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる2前6,前7
複数の情報を整理・構造化できる。2前6,前7
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2前6,前7
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2前6,前7
目標の実現に向けて計画ができる。2前6,前7
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2前6,前7
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前6,前7
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2前6,前7
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2前6,前7
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2前6,前7
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2前6,前7
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2前6,前7
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2前6,前7
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2前6,前7
法令やルールを遵守した行動をとれる。2前6,前7
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2前6,前7
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。2前6,前7
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。2前6,前7
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。2前6,前7
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。2前6,前7
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。2前6,前7
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。2前6,前7
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。2前6,前7
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。2前6,前7
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。2前6,前7
企業には社会的責任があることを認識している。2前6,前7
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。2前6,前7
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。2前6,前7
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。2前6,前7
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。2前6,前7
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。2前6,前7
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。2前6,前7
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。2前6,前7
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。2前6,前7
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2前6,前7
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。2前6,前7
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。2前6,前7
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。2前6,前7
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2前6,前7
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。2前6,前7
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。2前6,前7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
知識の基本的な理解00000100100
思考・推論・創造への 適用力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000