原価計算論Ⅲ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 原価計算論Ⅲ
科目番号 52026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 田川 晋也

到達目標

1.予算の設定と予算実績の差異分析ができる。
2.事業部制組織の業績評価について説明できる。
3.ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1予算の設定と予算実績の差異分析ができる。予算の設定と予算実績の差異分析が概ねできる。予算の設定と予算実績の差異分析を大抵説明できる。予算の設定と予算実績の差異分析をほぼ説明できない。
評価項目2事業部制組織の業績評価について説明できる。事業部制組織の業績評価について概ね説明できる。事業部制組織の業績評価について大抵説明できる。事業部制組織の業績評価についてほぼ説明できない。
評価項目3ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが理解できる。ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが概ね理解できる。ABCやバランスト・スコカードのコンセプトが大抵理解できる。ABCやバランスト・スコカードのコンセプトがほぼ理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
4学期開講。企業組織の具体的な管理方法について学習をする。本講義では、会計データを用いて、組織を管理する方法を解説する。
授業の進め方・方法:
専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この講座では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。進む進度もすこしゆっくりめに設定しています。
注意点:
経営組織論の講義では、後期に、組織の管理について学習する。特に、組織の管理手法として重要性の高い管理会計について学習する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
CVP分析-感度分析
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評
価方法を理解できる。
CVP分析を応用し、業績を予測することがで
きる。
感度分析の計算ができる。
2週 予算差異分析 予算を設定できる。
予算と実績の差異分析ができる。
3週 事業部別業績管理 事業部長の業績の測定ができる。
授業部自体の業績測定ができる。
4週 振替価格 振替価格の概念いついて説明できる。
5週 業務的意思決定①
セグメントの廃止の可否の計算ができる。
通過加工の可否、部品の自製か購入かの計算ができる。
6週 業務的意思決定② 受注の可否の計算ができる
7週 業務的意思決定③ リースか購入かの意思決定に資する情報を計算できる。
8週 原価企画 原価企画について説明できる。
4thQ
9週 品質原価計算 品質原価計算について説明し、計算ができる。
10週 ライフサイクルコスティング ライフサイクルコスティングについて説明し、計算ができる。
11週 ABC,ABM① ABCについて説明し、計算ができる。
12週 ABC、ABM② ABMについて説明できる。
13週 バランストスコアカード① バランスト・スコカードの役割について説明できる。
14週 バランストスコアカード② バランススコアカードの実践例について説明できる。
15週 定期試験
16週
試験問題の解説を通じて,間違った箇所を理解できる。
全体の学習事項のまとめが理解できる。

試験問題の解説を通じて,間違った箇所を理解できる。
全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
知識の基本的な理解80000020100
思考・推論・創造への適用力0000000
汎用的技能0000000
態度・志向性(人間力)0000000
総合的な学習経験と創造的思考力0000000