到達目標
・国際経済において日本経済が歴史的にどのような立場であったのか説明できる。
・貿易や地域統合における基本的用語が説明できる。
・特定のトピックについて自分で情報収集を行いまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 国際経済と日本経済の関係性について歴史的背景を理解し独自の考察を加えながら説明することができる。 | 国際経済と日本経済の関係性について歴史的背景を理解し説明することができる。 | 国際経済と日本経済の関係性について歴史的背景を理解し説明することができない。 |
評価項目2 | TPP、WTOといった主要な用語の意味を説明できると同時に、それらに対し独自の見解を論じることができる。 | TPP、WTOといった主要な用語の意味を説明できる。 | TPP、WTOといった主要な用語の意味を説明できない。 |
評価項目3 | 特定のトピックについて、自分で情報を収集し整理し他人に分かりやすく紹介することができる。 | 特定のトピックについて、自分で情報を収集し整理し紹介することができる。 | 特定のトピックについて、自分で情報を収集し整理し他人に分かりやすく紹介することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
現在、日系企業は多数海外に進出している。中小企業も例外ではない。ライバルとなる外資系企業も多数日本に参入してきて久しい。このような国際的な企業行動を理解するためには、諸外国の事情や日本との相互依存関係について理解を深めることは不可欠である。本講義においては、このような日系企業や日本経済と諸外国との関係について理解を深める。
授業の進め方・方法:
パワーポイントのスライドを用いた講義を行う(穴埋め形式のレジュメを配布)。発表については、グループごとに主に特定の国と日本の比較を行ってもらう。
注意点:
講義については受け身になりがちであるが、単に空欄を埋めて覚えるのではなく、現在の経済体制が確立した背景を理解するなどこれまでの経緯を重視するよう心がけてほしい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
日本と諸外国の相互依存関係 |
日本と諸外国の相互依存関係日本を中心とした国際的に拡大するヒト、モノ、カネの動 きを説明できる。
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10週 |
歴史的背景にみる戦後の国際経済 |
貿易に関する基本事項を説明できると同時に、日本の貿易の現況について諸外国との関係から説明できる。
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11週 |
貿易 |
日本の貿易を取り巻く経済体制について、WTOやFTAといった経済統合の観点から説明できる。
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12週 |
経済統合 |
主に日本とアジア諸国の国際分業について理解するとともに、各国の経済体制を規定する政治体制の違いについても説明できる。
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13週 |
政治体制 |
主に日本とアジア諸国の国際分業について理解するとともに、各国の経済体制を規定する政治体制の違いについても説明できる。
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14週 |
経済体制 |
諸外国の事例を挙げながら、市場経済や計画経済等政治思想に基づいた経済体制の違いについて説明できる。
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15週 |
学生発表 |
これまで学んできたことをもとに、指定された国に関する情報を自分で調べその内容を発表することができる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 経済・ビジネス系分野 | 異文化理解 | 専門分野における異文化コミュニケーションの具体的事例について評価できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 5 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 5 | 5 | 40 |
専門的能力 | 30 | 0 | 10 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 10 | 20 |