到達目標
(1)消費者理論について理解し、市場の需要曲線の導出過程を説明できる
(2)生産者理論について理解し、市場の供給曲線の導出過程を説明できる
(3) (1)(2)をもとに市場の均衡条件を説明できる。
(4) (3)における均衡条件を達成できない市場の失敗の場合について説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 個人の需要曲線の導出過程を通じて、市場の需要曲線導出の過程を説明できる | 市場の需要曲線の特徴を図から説明できる | 個人の需要を決定する条件を理解し、数式モデルで説明できる | 個人の需要を決定する数式モデルについて説明できない |
評価項目2 | 個別企業の供給曲線を導出し、市場の供給曲線導出までの過程を説明できる | 市場の供給曲線の特徴を図から説明できる | 個別企業の供給量を決定する条件を理解し数式モデルで説明できる | 個別企業の供給を決定する数式モデルについて説明できない |
評価項目3 | 完全競争市場でない場合の社会的総余剰の変化について図などを用いて説明できる | 社会的総余剰の考え方を理解し、簡単なモデルでその大きさを求めることができる | 市場の均衡条件を図を用いて説明できる | 図を用いた市場の均衡点を導出することができない |
評価項目4 | 市場の失敗における政府の役割を理解し、説明できる | 公共財などの特徴を適切に理解し、説明できる | 市場の失敗とはどのようなものか理解し、代表的なケースを説明できる | 市場の失敗のケースを説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第4学期に開講する科目です。
ミクロ経済学について学びます。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進める。授業はテキストのみならず配布の資料を用いて行うが、用語の理解を早めるために該当するテキストの範囲を予習することを求める。演習問題では数式を使った問題を中心に行う。レポートでは、提出要件に従った適切な形式になっているか提出前の自己点検を求める。
注意点:
経済学Ⅰ,Ⅱで行うミクロ経済学、マクロ経済学は経済活動をモデルで捉え、現実の経済がどのような状態であるか視るための道具となるものです。その考え方をなるべく適切に説明するために複雑で難しい言葉を用いています。併せて数式を使ったモデルが出てきますので、文理両方の力を鍛えてください。
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到達目標①:消費者理論の理解は試験ならびにレポートで評価する(25%)
到達目標②:生産者理論の理解は試験ならびにレポートで評価する(20%)
到達目標③:市場の均衡条件の理解は試験ならびにレポートで評価する(30%)
到達目標④:市場の失敗や厚生経済学に関する理解は試験ならびにレポートで評価する(25%)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
4thQ |
9週 |
ガイダンス 消費者理論① |
ミクロ経済学の視座について説明を聞き、その全体像がおぼろげながらわかる 消費者行動理論の概要を理解し、消費者行動の最適消費を決定する3つの要素について理解できる
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10週 |
消費者理論② 消費者理論③ |
最適消費問題を解くため、予算制約の条件の下での効用最大化について理解できる 個人の需要曲線の導出ならびに市場の需要曲線の導出方法が理解できる
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11週 |
生産者理論① 生産者理論② |
企業行動に基づく生産者理論の概要を理解し、企業が何に基づいて生産量を決定するのかその要素について分かる 平均費用、平均可変費用、限界費用などについて理解できる
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12週 |
生産者理論③ 市場均衡① |
個別企業の供給曲線の導出について理解し、市場の供給曲線をの導出過程が理解できる 完全競争市場における市場均衡の導出過程を理解できる
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13週 |
市場均衡② 厚生経済学① |
独占・寡占などのケースについて理解できる 生産者余剰・消費者余剰の概念が分かる
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14週 |
厚生経済学② 厚生経済学③ |
簡単なモデルをケースに社会的総余剰の大きさを求めることができる 2財モデルからパレート最適性について理解する
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15週 |
市場の失敗① 市場の失敗② |
市場の失敗のケースについて理解できる 市場の失敗のケースにおける政府の役割について理解する
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16週 |
定期試験 まとめ |
定期試験を行う 本講義のまとめを行う
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 経済・ビジネス系分野 | 経済 | 家計の行動について説明できる。 | 4 | 後9,後10 |
企業の行動について説明できる。 | 4 | 後11,後12 |
市場均衡について説明できる。 | 4 | 後12,後13 |
ゲームの理論について説明できる。 | 4 | 後14,後15 |
情報の経済学について説明できる。 | 4 | 後14,後15 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】 | 30 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |