会社法

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 会社法
科目番号 55005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 5
開設期 1st-Q 週時間数 4
教科書/教材 『会社法[第2版]』中東正文、他(有斐閣)
担当教員 山根 陽一

到達目標

1.会社法の制度趣旨について説明できる。
2.会社法の主要な基本用語について説明できる。
3.会社法の主要な判例について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1会社法の制度趣旨について説明できる。会社法の制度趣旨について概ね説明できる。会社法の制度趣旨についてほぼ説明できない。
評価項目2会社法の主要な基本用語について説明できる。会社法の主要な基本用語について概ね説明できる。会社法の主要な基本用語についてほぼ説明できない。
評価項目3会社法の主要な判例について説明できる。会社法の主要な基本用語について概ね説明できる。会社法の主要な判例についてほぼ説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期。平成18年4月1日から施行されている会社法について学ぶ。この講義では、その中でもコーポレート・ガバナンス、コーポレート・ファイナンス、組織再編の3点に重点を置いて解説する。
授業の進め方・方法:
専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この授業では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。進度もすこしゆっくりめに設定しています。
注意点:
この科目は、企業を法的な視点から考察するものです。経済学、経営学、会計学等の企業を別の観点から考察する科目との相違を意識して学習すること。また、法的な独特な言い回しなどに慣れること。授業中は、寝ない、しゃべらない。メリハリが必要です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
会社の種類・設立
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解できる。
会社という事業形態のメリットを理解できる。
各持株会社の種類と設立について説明できる。
2週 機関① 機関の分化について説明できる。
代表取締役の権限について説明できる。
3週 機関② 取締役会の役割と義務について説明できる。
株主の権利について説明できる。
株主総会の役割について説明できる。
4週 機関③ 株主総会の役割について説明できる。
取締役をモニタリングする制度を説明できる。
5週 株式① 株式の種類、株式単位について説明できる。
6週 株式② 株式の譲渡について説明できる。
自己株式について説明できる。
7週 資金調達・配当・組織再編 新株発行、社債の発行と配当規制について説明できる。
合併、会社分割・株式移転について説明できる。
8週 答案返却・解答解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
試験問題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。
全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野法律権利・義務関係について説明できる。4
自然人・法人概念を理解し、その能力について説明できる。4
物権と債権の概念、その種類について説明できる。4
契約と意思表示について説明できる。4
契約と物権変動について説明できる。4
契約の種類について説明できる。4
売買契約の法律関係について説明できる。4
貸借契約の法律関係について説明できる。4
代理制度と時効制度について説明できる。4
担保権の種類と役割について説明できる。4
契約以外の法律行為について説明できる。4
会社の種類と社員の責任について説明できる。4
株式会社の特徴について説明できる。4
株式会社の設立について説明できる。4
株式の意義、種類、譲渡について説明できる。4
株主の権利と責任について説明できる。4
会社の機関の種類と役割について説明できる。4
取締役の義務と責任について説明できる。4
会社の資金調達について説明できる。4
企業再編の種類と主な手続きについて説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力2000001030
専門的能力5000001060
分野横断的能力000001010