会社法

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 会社法
科目番号 55005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 商業740 森嶌昭夫「ビジネス法規」(実教出版)
担当教員 田川 晋也

到達目標

1.会社法の制度趣旨について説明できる。
2.会社法の主要な基本用語について説明できる。
3.会社法の主要な判例について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民法の主要な基本用語にについて説明できる。民法の主要な基本用語にについて概ね説明できる。民法の主要な基本用語にについてほぼ説明できない。
評価項目2会社法の主要な基本用語について説明できる。会社法の主要な基本用語について概ね説明できる。会社法の主要な基本用語についてほぼ説明できない。
評価項目3租税法の主要な基本用語について説明できる。租税法の主要な基本用語について概ね説明できる。租税法の主要な基本用語についてほぼ説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期・第2学期開講。ビジネスに必要な法律の体系について学習します。
授業の進め方・方法:
専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この授業では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。進度もすこしゆっくりめに設定しています。
注意点:
この科目は、企業を法的な視点から考察するものです。経済学、経営学、会計学等の企業を別の観点から考察する科目との相違を意識して学習しましょう。また、法律の独特な言い回しなどに慣れましょう。授業中は、寝ない、しゃべらない。メリハリが必要です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
法の概要
シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解できる。
ビジネスにおける法の役割
法の体系と解釈・適用
2週 権利・義務と財産権① 権利・義務とその主体
物と物権・債権
3週 権利・義務と財産権② 知的財産権
4週 財産権の変動① 契約
物の売買
5週 財産権の変動② 物の貸借
6週 財産権の変動③ 不法行為
時効
7週 企業活動と法規① 企業活動の主体
株式会社の特徴
8週 企業活動と法規② 株式会社の機関
2ndQ
9週 企業活動と法規③ 資金調達と金融取引
10週 企業責任と法規④ 組織再編と清算・再建
競争秩序の確保
11週 企業責任と法規① 法令順守と説明責任
労働者の保護
12週 企業責任と法規② 消費者の保護
情報の保護
13週 紛争解決と予防 紛争の解決
紛争の予防
14週 税と法規① 税の種類とい法人の納税義務
法人税の申告と納付
15週 税と法規② 消費者の申告と納付
16週 答案返却・解答解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野法律権利・義務関係について説明できる。4
自然人・法人概念を理解し、その能力について説明できる。4
物権と債権の概念、その種類について説明できる。4
契約と意思表示について説明できる。4
契約と物権変動について説明できる。4
契約の種類について説明できる。4
売買契約の法律関係について説明できる。4
貸借契約の法律関係について説明できる。4
代理制度と時効制度について説明できる。4
担保権の種類と役割について説明できる。4
契約以外の法律行為について説明できる。4
会社の種類と社員の責任について説明できる。4
株式会社の特徴について説明できる。4
株式会社の設立について説明できる。4
株式の意義、種類、譲渡について説明できる。4
株主の権利と責任について説明できる。4
会社の機関の種類と役割について説明できる。4
取締役の義務と責任について説明できる。4
会社の資金調達について説明できる。4
企業再編の種類と主な手続きについて説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力2000001030
専門的能力5000001060
分野横断的能力000001010