到達目標
・イノベーションの特徴を説明することができる。
・企業における経営戦略としての技術の役割を説明できる。
・企業における技術経営の事例を分析し考察することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | イノベーションの特徴を説明し、独自の考察を示すことができる。 | イノベーションの特徴を説明することができる。 | イノベーションの特徴を説明することができない。 |
評価項目2 | 技術経営における戦略及びマネジメントを説明し独自の考察を行うことができる。 | 技術経営における戦略及びマネジメントを説明することができる。 | 技術経営における戦略及びマネジメントに関する用語の説明ができない。 |
評価項目3 | 技術経営に関する実例を自分で見つけ情報収集を行い分析をし、考察することができる。 | 技術経営に関する実例を自分で見つけ情報収集を行い分析することができる。 | 技術経営の実例とその他の事例の判別がつかない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
MOTは、企業内に生まれた技術を経営上どのように活用しているのかについて明らかにする分野です。単に技術があれば企業の成長が見込めるわけではありません。本講義においては、経営の観点から企業の技術活用について事例を用いながら解説します。
※実務との関係
この科目は、企業及び官公庁で情報システム構築並びに地域経済分析を担当していた教員がその経験を生かして、企業と官公庁の現状と課題をテーマにして、技術経営論の視点から講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
パワーポイントの資料を中心に授業を進めます。
馴染みにくい分野の話が出てくるため、事例を多く用いますが、各事例が何を示そうとしているのかに留意して読み取ってください。
注意点:
試験の配点が大きめであるが、基本事項の確認が中心となるため、毎回指摘されるポイントを落とさないよう理解するように意識してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.講義紹介 2.技術経営が求められる背景 |
1.講義の進め方や評価方法について説明できる。 2.企業における技術経営の重要性について説明できる。
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2週 |
3.イノベーション① 4.イノベーション② |
3.イノベーションの定義と分類を説明できる。 4.ノベーションを製品開発プロセスおよび各「関門」を用いて説明できる。
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3週 |
5.製品開発 6.マーケティング |
5.製品開発マネジメントについて説明できる。 6.製品開発におけるマーケティング戦略(STP、4P)の適用について説明できる。
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4週 |
7.小テスト 8.小テストの解説と「事例研究(VTR)」 |
7.これまで学んできた内容が身についているかどうか確認する。 8.小テストの解説を通じて理解度を確認できる。技術に関する動画を視聴し課題やそれに対する対処について説明できる。
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5週 |
9.生産システム 10.製品アーキテクチャ |
9.ジャストイン生産システムについて説明できる。 10.製品アーキテクチャの概念・枠組みについて説明できる。
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6週 |
11.経営戦略 12.DX・AI・データサイエンス |
11.ドメインの設定、多角化、資源配分について説明できる。 12.デジタル化による産業構造の変化や競争優位の変化を説明できる。
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7週 |
13.学生による発表1 14.学生による発表2 |
興味のある企業ないし商品を選択し、その企業における技術経営を説明し課題を取り上げ解決策を提示することができる。
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8週 |
15.定期試験 16.試験解説および事例(VTR) |
自身の学習の成果を確認するとともに、間違っているところがあれば、解説を聞き、自分で直すことができる。また、実際のビジネスについて映像を通じて触れ、当該企業の工夫やポイントを見出し説明できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 経済・ビジネス系分野 | 経営 | 企業の社会的責任について説明できる。 | 4 | |
日本的経営について説明できる。 | 4 | |
組織構造と組織デザインについて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 合計 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 100 | 200 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 40 | 80 |
専門的能力 | 50 | 10 | 60 | 120 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |