ベンチャー企業論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ベンチャー企業論
科目番号 55018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 5
開設期 3rd-Q 週時間数 2
教科書/教材 松田修一『ベンチャー企業<第四版>』日本経済新聞社
担当教員 岸川 善紀,稲葉 和也

到達目標

①ベンチャー企業の概念・体系が理解できる
②ベンチャー企業設立手続き・サポート体制を理解できる
③ベンチャー企業の成功要因について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1実際の企業にあてはめてベンチャー企業の概要・組織・成長の枠組みを理解できるベンチャー企業の概要・組織・成長の枠組みを理解できるベンチャー企業の概要・組織・成長に関する名称を知っているベンチャー企業の概要・組織・成長に関する名称を知らない
評価項目2会社設立や企業への社会的なサポート体制に関する枠組みやその手順を理解できる会社設立や企業への社会的なサポート体制に関する枠組みを理解できる会社設立や企業への社会的なサポート体制に関する名称を知っている会社設立や企業への社会的なサポート体制に関する名称を知らない
評価項目3実際のベンチャー起業家にあてはめて四面体理論の枠組みを理解できる四面体理論の枠組みを理解できる四面体理論に関する名称を知っている四面体理論に関する名称を知らない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3学期開講
ベンチャー企業とは「リスクを恐れず新しい領域に挑戦する若い企業」のこと
を指します。従来の新規開業企業と異なるのは、高い志や目標を持ち、起業家自身が
高度な専門能力と困難に耐え抜く忍耐力を持ち、創造的かつ才能のある人を集める事
業を創業し、高収益で高成長する企業を作り出すという点にあります。バブルが崩壊
した後、グローバル化が進展し、情報ネットワーク化の本格的な展開によって産業構
造が変わり、新しい競争の段階を迎えています。このようなベンチャー企業に対する
存立条件をどのように活用して、新しいビジネスチャンスを創出していけばよいので
しょうか。日本経済が元気を取り戻すためには、国内・国外を問わず通用する高付加
価値商品を生み出し、グローバルに新市場の開拓を図ることが必要とされます。独創
性・多様性・柔軟性・即応性に富んだ、旺盛な起業家精神を持つ人材を生み出す、多
くのベンチャー企業が生まれることが期待されます。
授業の進め方・方法:
教科書とレジュメを利用して授業を進める
注意点:
ビジネスアイデア創出・プラン作成セミナーへの参加を推奨する

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ベンチャー企業の概要 ・ベンチャー企業の各種定義について理解できる
・ベンチャーブームについて理解できる
2週 多様化するベンチャー企業 ・一般的中小企業との違いを理解できる
・プラットフォーム企業について理解できる
3週 起業家のバックグラウンド ・起業家の背景を理解できる
・起業家の意識について理解できる
4週 成功する起業家の特徴 ・起業能力の向上について理解できる
・成功する起業モデルについて理解できる
5週 ベンチャー成功の九原則 ・ベンチャー成功の九原則について理解できる
6週 ライフサイクルマネジメント ・ライフサイクルマネジメントについて理解できる
7週 ベンチャー企業のリスクマネジメント ・ベンチャー企業のリスクマネジメントについて理解できる
8週 定期試験
試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合70003000100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】400000040
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】300000030
汎用的技能 【論理的思考力】0000000
態度・志向性(人間力) 【  】000300030
総合的な学習経験と 創造的思考力 【  】0000000