現代社会A

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 現代社会A
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:4
教科書/教材 「高等学校新現代社会」谷田部怜生ほか(第一学習社)、標準高等地図(帝国書院)
担当教員 濵本 千恵子

到達目標

①現代社会が科学・環境・エネルギーについてどのような問題を抱え、それらの問題にどのような対策が取られているかを説明できる。
②少子化・高齢化や、急激な情報化など、現代社会における問題の現状を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限のレベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1現代社会の抱える環境・エネルギー問題とその原因や影響を説明できる。また、これらの問題に対する国際社会の取り組みを説明できる。科学の進歩により、環境や医療の場面でどのような問題が生じてきたか、またこれらの問題への対策について、生命倫理の観点から説明できる。現代社会が環境・エネルギーに関してどのような問題を抱えているかを説明することができる。現代社会がいかなる問題を抱えているかについて説明できない。
評価項目2現代社会において少子高齢化や情報化、グローバル化が進行していることを説明できる。また、これらの変化に対する社会の取り組みを説明できる。現代社会において少子高齢化や情報化、グローバル化が進行していること、およびそれらに伴う問題点を説明できる。現代社会の抱える諸問題を、世界地図と合致させて説明できる。世界地図が読めない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育目標 (F) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第1学期開講
本講義は、高専5年間で学習する社会科諸科目の導入的な役割も担っている。そのため、1つのテーマについて深く掘り下げていくよりも、現代社会の抱える様々な問題について幅広く確認することを目的としている。講義は教科書と配布資料を中心に進めるが、時事問題についてもしばしば言及する。
授業の進め方・方法:
上述の通り、講義は教科書と配布資料を中心に進める。講義に際しては教員が一方的に話をするのではなく、可能な限り学生の発言をうながす。基礎知識を身につけるため、小テストも行う。また、時間は限られているが、いくつかのテーマについては班ごとで議論をし、自分たちなりの解答を導いていく作業を行う。
注意点:
時事問題についても勉強するため、日ごろからニュースや新聞の記事に目を通しておくとよい。また、1つの単元が終わるごとに小テストを行う予定であるので、講義中にしっかり内容を理解しておく必要がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入 シラバスの意図するところが概ね理解できる。また、中学校での社会科の内容を簡単に確認することができる。
2週 地球環境問題 現在、地球環境についてどのような問題が生じているのか、その原因や被害状況、主な発生地域を説明できる。
3週 地球環境問題 環境問題に対する国際社会の取り組みについて、具体的な会議や条約を例に挙げて説明できる。
4週 資源・エネルギー問題 現在の資源・エネルギー問題、主に化石燃料への依存について、地球環境問題と合わせて説明できる。
5週 資源・エネルギー問題 資源・エネルギーの将来に向けた取り組みを説明できる。
6週 科学の進歩と生命倫理 科学技術の進歩によって人の生き方に変化が生じてきたこと、およびその変化に伴う問題点について説明できる。
7週 科学の進歩と生命倫理 生命倫理に関する具体的な問題について、自己の見解を導き、他者に説明できる。
8週 情報化の進展と生活 情報化社会とプライバシーの権利について説明できる。
2ndQ
9週 青年期の特徴 少子高齢化に代表される現代社会における、青年期の特徴を説明できる。
10週 青年期の特徴 成年の自己形成過程について、身体・心理・社会的な発達の過程の順を追って説明できる。
11週 青年期の特徴 自己の将来に向けたキャリアを予想し、その内容を他者に説明できる。
12週 わたしたちの悩みと倫理 世界三大宗教や主要な民族宗教の特徴とそれらの分布を、世界地図と合わせて説明できる。
13週 わたしたちの悩みと倫理 古代ギリシャや中国における哲学思想の内容と、それらが後の社会に与えた影響を説明できる。
14週 わたしたちの悩みと倫理 近代の科学的・哲学的思想の特徴について説明できる。
15週 定期試験 第1学期の内容について試験を行う。
16週 定期試験返却・解説 試験を返却し、解説を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602055100100
基礎的能力50205510090
専門的能力100000010
分野横断的能力0000000