経営財務論Ⅰ

科目基礎情報

学校	宇部工業高等専門学校	開講年度	平成29年度 (2017年度)
授業科目	経営財務論Ⅰ
科目番号	0010	科目区分	専門 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	経営情報学科	対象学年	4
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	コーポレートファイナンス入門<第2版>砂川伸幸
担当教員	田川 晋也

到達目標

１．ファイナンスの理論上の問題を説明できる。
２．ファイナンスの実務上の問題を説明できる。
３．ファイナンス上の問題点を文章で説明ができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	最低限の到達レベルの目安(可)	未到達レベルの目安(不 可)
評価項目1	ファイナンスの理論上の問題を説明できる。	ファイナンスの理論上の 問題を概ね説明できる	ファイナンスの理論上の 問題を大抵説明できる。	ファイナンスの理論上の 問題をほぼ説明できな い。
評価項目2	ファイナンスの実務上の 問題を説明できる。	ファイナンスの実務上の 問題を概ね説明できる。	ファイナンスの実務上の 問題を大抵説明できる。	ファイナンスの実務上の 問題をほぼ説明できな い。
評価項目3	ファイナンス上の問題点 を文章で説明ができる。	ファイナンス上の問題点を文章で概ね説明ができる。。	ファイナンス上の問題点を大抵文章で説明できる。	ファイナンス上の問題点 を文章で説明がほぼで きない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(1) （プログラム独自の専門工学）

教育目標 （Ｃ）① （立案能力）

教育方法等

概要:

3学期開講。　財務上の意思決定は、資金の調達・運用・配分に大別される。本講義では、その意思決定のメカニズムについての基礎理論を解説する。特に、前期は、基礎概念、資本構成、投資意思決定法、資本構成について学習する。

授業の進め方・方法:

専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この講座では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。進む進度もすこしゆっくりめに設定しています。

注意点:

経営財務論は、数式を用いることが多いので、数列、微分積分などの必要な数学の知識は確認しておくこと。授業の時は、必ず電卓を持参すること。関数電卓ではなく、簿記用の電卓を準備すること。授業中は、寝ない。しゃべらない。メリハリが必要です。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	ガイダンス ファイナンスの種類	シラバスから学習の意義、授業の進め方、評 価方法を理解できる。 ファイナンスの特徴
		2週	ファイナンスの基礎概念①	お金の時間価値を理解できる。
		3週	ファイナンスの基礎概念②	単利と複利を理解できる。
		4週	ファイナンスの基礎概念③	機会費用を理解できる。 リスクとリターンについて理解できる。
		5週	資本調達方法と資本コスト①	資本調達に方法について説明できる。
		6週	資本調達方法と資本コスト②	資本コストの種類について説明できる。
		7週	資本調達方法と資本コスト③	加重平均資本コストが計算できる。
		8週	投資意思決定①	投資決定のプロセスについて理解できる。 回収期間法とその問題点を説明できる。
	4thQ
		9週	投資意思決定②	正味現在価値法と問題点を説明できる。
		10週	投資意思決定③	内部利益率法と問題点を説明できる。
		11週	投資意思決定④	リアル・オプションについて説明できる。
		12週	資本構成①	資本構成と資本コストの関係を理解できる。
		13週	資本構成②	レバレッジ効果について理解できる。
		14週	資本構成③	MM理論について理解できる。
		15週	定期試験
		16週	答案返却・解答解説 全体の学習事項のまとめ 授業改善アンケートの実施	試験問題の解説を通じて、間違った箇所を説明できる。 全体の学習事項のまとめを説明できる。

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	レポート	合計
総合評価割合	70	0	0	0	0	30	100
知識の基本的な理解	70	0	0	0	0	30	100
思考・推論・創造への 適用力	0	0	0	0	0	0	0
汎用的技能	0	0	0	0	0	0	0
態度・志向性(人間力)	0	0	0	0	0	0	0
総合的な学習経験と創造的思考力	0	0	0	0	0	0	0