到達目標
本科目の到達目標は以下の通りである。
(1)企業と経営の概念を説明でき、経済社会におけるそれらの役割を説明できる。
(2)組織マネジメントの仕組みや機能を説明でき、特徴や問題点などを指摘できる。
(3)ビジネスと売買取引の具体的な流れと簿記の役割を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの
目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 企業と経営の概念がほぼすべて説明できる。 | 企業と経営の概念が概ね説明できる。 | 企業と経営の基本的な概念が大抵説明できる。
| 企業と経営の概念が説明できない。 |
評価項目2 | 組織マネジメントの仕組みと機能がほぼすべて説明できる。 | 組織マネジメントの仕組みと機能が概ね説明できる。 | 組織マネジメントの仕組みと機能が大抵説明できる。 | 組織マネジメントの仕組みと機能が説明できない。 |
評価項目3 | 売買取引の流れと簿記の役割を説明できる。基礎取引の仕訳がほぼすべてできる。 | 売買取引の流れと簿記の役割が概ね説明できる。基礎取引の仕訳が3/4程度できる。 | 売買取引の流れと簿記の役割が大抵説明できる。基礎取引の仕訳が3/5程度できる。 | 売買取引の流れと簿記の役割が説明できない。基礎取引の仕訳ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第3学期開講
授業の進め方・方法:
企業の経営活動を対象にして、その構成と行動原理を分析する学問が経営学である。本授業では経営学に初めて接する学生のための講義として、経営学とはどのような学問なのか、またどのような問題を取り上げているのかを身近な事例を用いながらわかりやすく解説し、今後の経営・会計系科目を履修して行く上での基礎固めを図りたい。なお、後半ではビジネスと売買取引の具体的な流れについて学習し、簿記の役割についても言及する。
注意点:
毎回授業の内容がつながっているので、復習を継続的に行ってください。次回の授業範囲を予習し、経営学の専門用語の意味などを理解しておいてください。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 経営学の射程 |
・シラバスを通じて、学習の意義や授業の進め方、および評価方法などを説明できる。 ・経営学の目的や研究対象、学問的特徴などを説明できる。
|
2週 |
企業と経営①
|
・企業の目的や仕組みを説明できる。
|
3週 |
企業と経営② |
・企業形態の種類を説明できる。
|
4週 |
企業と経営③ |
・株式会社の代表的な構造を説明できる。
|
5週 |
企業と経営④ |
・株式会社のガバナンスを説明できる。
|
6週 |
企業と経営⑤ |
・経営組織の種類を説明できる。
|
7週 |
企業と経営⑥ |
・経営組織の設計と経営戦略との関係を説明できる。
|
8週 |
企業と経営⑦ |
・日本の会社の経営組織と経営戦略を分析できる。
|
4thQ |
9週 |
ビジネスの実際① |
・売買取引の一般的な手順を説明できる。
|
10週 |
ビジネスの実際② |
・売買取引の種類を説明できる。 ・簿記の役割を説明できる。
|
11週 |
ビジネスの実際③ |
・売買に関する各種計算方法を説明できる。 ・基礎取引の仕訳ができる。
|
12週 |
ビジネスの実際④ |
・代表的な代金決済の方法に関して、売掛金・買掛金が説明できる。 ・基礎取引の仕訳ができる。
|
13週 |
ビジネスの実際⑤ |
・代表的な代金決済の方法に関して、小切手が説明できる。 ・基礎取引の仕訳ができる。
|
14週 |
ビジネスの実際⑥ |
・代表的な代金決済の方法に関して、手形が説明できる。 ・基礎取引の仕訳ができる。
|
15週 |
定期試験 |
・ビジネスと売買取引に関する試験問題を解ける。
|
16週 |
答案返却・解答解説 全体の学習事項のまとめ 授業改善アンケートの実施 |
・試験問題の解説を通じて、間違った箇所を説明できる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 5 | 25 |
専門的能力 | 40 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 20 | 5 | 25 |