基礎情報処理論Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎情報処理論Ⅱ
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 やさしい基本情報技術者講座(高橋麻奈、SBクリエイティブ)
担当教員 二木 映子

到達目標

① n進数の計算が解ける(30%)
② 論理演算とコンピュータの回路が理解できる(20%)
③ ハードウェアの仕組みが理解できる(20%)
④ ソフトウェアの仕組みが理解できる(20%)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1n進数の整数、小数の計算ができ、基数に関する基本的な説明ができるn進数の整数、小数の計算ができるn進数の計算ができるn進数の演算ができない
評価項目2ベン図で論理演算に関する基礎的考え方ができ、論理回路が書け、回路図について説明ができるベン図で論理演算に関する基礎的考え方ができ、論理回路が書けるベン図で論理演算に関する基礎的考え方について説明ができるベン図で論理演算に関する基礎的考え方について説明ができない
評価項目3ハードウェアの分類や命令処理手順、命令構成の種類、アドレス指定方式・プログラム実行方式の種類や割込み処理の手順について説明ができるハードウェアの各装置を図にし、データの流れ、制御の流れを説明できるハードウェアの各装置を図にし、データの流れ、制御の流れを説明できるハードウェアの各装置を図にし、データの流れ、制御の流れを説明できない
評価項目4ソフトウェアの分類、ジョブとプロセス、プログラムの基本について説明ができるソフトウェアの分類ができるソフトウェアの分類ができるソフトウェアの分類ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3・4学期開講
コンピュータの仕組みを学ぶことで、上学年で学習する言語においてどのようにコンピュータが動作し、翻訳・実行しているかなど考える力を身に着ける。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、随時演習問題を取り入れる。
注意点:
(1)3Q試験 30%       (4)タイプテスト  20%
(2)4Q試験 30%
(3)小テストもしくはレポート 20%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスから学習の意義、授業の進め方、評価方法を理解できる。
2週 情報について学ぶ コンピュータの歴史を学び、コンピュータの基本となるビットやバイトの関係を学ぶ。
3週 10進数と2進数について 基数について、2進数の計算方法を理解する。
4週 n進数について n進数の解き方を理解する。
5週 数値の表現 2進数をビットで表す方法を理解する。
6週 小数の表現と誤差について 10進の小数点をn進数にする方法や、コンピュータではなぜ誤差が発生するかを理解する。
7週 論理演算とコンピュータの回路 論理回路を理解し、コンピュータの仕組みを理解する。
8週 定期試験、試験返却 これまで学習したな内容を理解する。
4thQ
9週 シフト演算、ハードウェアについて コンピュータで行われる重要な計算について理解する。ハードウェアの名所とデータの動きを理解する。
10週 ハードウェア
プログラムの実行方法
ハードウェア上ではプログラムがどのようにして計算されるか、またプログラムの実行方法の種類について理解する。
11週 ハードウェア
  メモリについて
ハードウェア上での限られたメモリの使われ方や割り込み処理について理解する
12週 ソフトウェア
  OSについて
基本ソフトウェアであるOSについて理解する
13週 ソフトウェア
  プロセスについて
プログラムの基本について理解する
14週 ソフトウェア
  プログラムの作成手順について
プログラムを作成するための手順とプログラムを動作させるためのアルゴリズムを考え理解する
15週 まとめ これまで学習したな内容を理解する。
16週 定期試験、試験返却 これまで学習したな内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テスト又はレポートその他合計
総合評価割合602020100
知識の基本的な理解30202070
思考・推論・創造への適用力300030