生産管理論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生産管理論
科目番号 0069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 人見勝人「入門編生産システム工学」共立出版
担当教員 岸川 善紀

到達目標

(1)生産システムの基本的な理解のため、「生産」とは、「システム」とは何か、経済学的な位置づけやシステム論的な考え方からその本質を理解できる
(2)生産システムにおける、モノ、情報の流れを理解できる
(3)生産管理に関わる基本的用語について理解し、説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1生産活動を社会システムの一部として捉えて説明し、社会において達成すべき条件は何かを整理して説明できる生産活動をインプットアウトプットシステムとして捉え、製造業を例に説明することができる生産活動とはどのようなものであるか、経済学の中で位置づけて説明できる生産活動の説明に必要なインプットアウトプットシステムが説明できない
評価項目2マネーフローの概念も含めて、ビジネスモデルを各種フローの流れで説明することができる製造業などを例に生産システムを各種フローを用いて図示することができる生産システムにおけるマテリアルフロー、情報フローの概念を理解できる生産システムのモデル化に必要な各要素について十分に理解できていない
評価項目3生産管理で管理される内容について、どのように管理すべきか、その条件を理解し説明できる生産活動で管理されなければならないものは何か、用語を用いて説明できる生産管理に関する用語について、説明できる生産管理に関する用語の意味を十分に理解できず説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学期に行われる科目です。
生産活動をシステムとして捉え、モノの流れ、情報の流れなどを図や数式等でモデル化して捉えることができるようになることを目標とします。
授業の進め方・方法:
講義形式でテキストの内容を中心に解説を行う。必要に応じて適宜演習問題を行う。
注意点:
生産とはただ単に人の手を加えることで物の形を変えるというだけでなく、人々の生活に役に立つモノに変える行為です。このように生産を人間社会に必要な行為と捉え、その意味を考える目線が必要です。本科目ではシステムとして捉えるという目線を通じ、生産活動を理解してもらうことを目的としています。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生産システム 「生産」とは何か。「システム」とは何か。諸概念を理解できる
2週 生産のプロセス 生産システムにおけるモノの流れ、情報の流れについて理解できる
3週 生産のマネジメントシステム 生産計画、スケジューリング、在庫管理の生産システム上の位置づけなど理解できる
4週 生産の価値システム 原価の概念と資金の時間的価値について理解できる
5週 生産の情報システム コンピュータ統括清算CIMとは何か理解できる
6週 生産の社会システム 生産の社会性について理解し、説明できる
7週 まとめ 本講義のまとめを行う
8週 定期試験 試験を行う
2ndQ
9週 試験の返却 試験の返却を行う
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合70300000100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】3515000050
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】3515000050
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