経営管理論Ⅰ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 経営管理論Ⅰ
科目番号 0082 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 経営情報学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 岸川 善紀,挾間 雅義,中岡 伊織,根岸 可奈子

到達目標

1.組織構造と文化や日本的特徴について理解し、事例あげて説明できる。
2.経営管理に必要な管理職能と管理原則、それを行うトップ・マネジメント組織について説明でき、科学的管理や人間関係論の重要性を理解できる。
3.日本企業を中心とした企業の組織構造や管理について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1組織・文化の日本的特徴についての事例を挙げて説明出来る。組織・文化の日本的特徴についての事例を理解できる。組織・文化について基本的な内容を理解できる。組織・文化について理解することができない。
評価項目2経営管理における科学的管理や人間関係論の重要性を説明できる。企業の経営管理を行うトップ・マネジメント組織について説明できる。企業の経営管理に必要な管理職能や管理原則を理解できる。経営管理に必要な管理職能や管理原則が理解できない。
評価項目3企業の組織構造や管理について説明できるとともに、関連事例を挙げ考察できる。企業の組織構造や管理について説明し、考察できる。企業の組織構造や管理について説明できる。基本的な企業の組織構造や管理について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1学期開講。企業の組織管理について、事例を混じえ様々な角度から基本的内容を学びます。
授業の進め方・方法:
企業経営の基礎について、「経営管理論の全体像」「内部組織のマネジメント」「外部環境のマネジメント」「日本企業のマネジメント」という4つの柱に基づき解説します。専門科目に入ると、初めて聞く内容が増えてきて理解するのも大変になります。この講義では、教科書に出てくる難解な内容をできるだけかみくだいて説明したり、身の回りの具体的なものに例えて説明することを心がけて授業を行う予定です。
注意点:
今後学ぶ様々な経済・経営系専門科目の基礎となる科目です。メモをとったり積極的に質問するなど、自発的に学ぶ姿勢をもって取り組んでください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 企業戦略と競争戦略 他社に勝ち抜き競争優位を得るための経営戦略について説明できる。
3週 イノベーション・マネジメント イノベーションの全体像を説明できる。
4週 組織構造のマネジメント
・組織構造の意味
・官僚制組織と携帯
・組織構造の発展
組織構造のイメージをつかむことができる
5週 組織文化のマネジメント
・組織文化の意味
・組織文化の形成と機能
・組織文化の変革
組織文化がマネジメントへ及ぼす影響について
理解できる
6週 生産管理とその日本的特徴
・大量生産
・生産管理と経営
・技術の進化
・品質と企業の優位性
日本型生産管理について理解できる。
7週 小テスト
8週 試験返却および解説 試験問題の解説を通じて,間違った箇所を理解できる。
2ndQ
9週 学問としての経営管理論/「経営」とは「管理」とは 現代社会において必要なものを生産する企業、その活動に何故経営管理が必要か理解できる
10週 企業とはどのような存在か 企業の種類、特に株式会社の特徴を説明できる/トップ・マネジメント組織について理解できる
11週 マネジメントの誕生 テイラーの科学的管理法や人間関係論について理解できる
12週 人的資源を中心とした日本的経営の特質 日本的経営の特徴とその変化、構造について説明できる。
13週 組織構造のマネジメントと組織文化 組織の基本構造と役割、特徴について説明できる。
14週 日本企業のコーポレート・ガバナンス コーポレート・ガバナンスの役割と仕組みを説明できる。また、企業運営の目的についても説明できる。
15週 定期試験
16週 答案返却・解答解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
試験問題の解説を通じて,間違った箇所を理解できる。
全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート合計
総合評価割合50500100
知識の基本的な理解4040080
思考・推論・創造への 適用力1010020
汎用的技能0000
態度・志向性(人間力)0000
総合的な学習経験と創造的思考力0000