計算機応用計測

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 計算機応用計測
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「パソコンによる動画像処理」 三池秀敏他著 (森北出版)
担当教員 橋本 基

到達目標

①授業で紹介されている画像計測手法について理解し、その手法について説明できること。
②実データ解析で発生する問題点やその対応方法について考え、説明できること。
③画像計測について調査し、原理や特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1授業で紹介された画像計測手法について、3つ以上理解し、その手法について説明できる。授業で紹介された画像計測手法について、2つ以上理解し、その手法について説明できる。授業で紹介された画像計測手法について、1つ以上理解し、その手法について説明できる。授業で紹介された画像計測手法について、説明できない。
評価項目2実データ解析で発生する問題点やその対応方法について2つ以上の例をあげて説明できる。実データ解析で発生する問題点やその対応方法について1つ以上の例をあげて説明できる。実データ解析で発生する問題点について例をあげて説明できる。実データ解析で発生する問題点やその対応方法について説明できない。
評価項目3画像計測手法について3つ以上調査し、その原理や特徴を説明できる。画像計測手法について2つ以上調査し、その原理や特徴を説明できる。画像計測手法について1つ以上調査し、その原理や特徴を説明できる。画像計測手法について調査できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(1) 説明 閉じる
教育目標 (E)② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3学期開講
計算機利用の1つとして計測への応用がある。ここでは画像処理によるいくつかの計測手法について学ぶ
授業の進め方・方法:
画像処理によるいくつかの画像計測手法について学ぶ。また、シミュレーションや具体的な応用例を通して、実データに適用するための問題点や対応方法も学ぶ。一部の最少二乗法による式の導出について、演習課題とする。最後に学んだことをまとめ、画像計測の応用や新たな技術について考え、レポートとしてまとめる。
注意点:
本科目を履修する前に、画像処理応用を履修することを勧めます。画像計測手法の説明で少し高度な数学を使いますので、数学的な知識が必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ・計算機応用計測の目的・意義、および学習内容の概要について理解できる。
2週 速度・粒径計測-1 ・空間フィルタ法を用いた速度計測法について理解できる
3週 速度・粒径計測-2 ・光散乱理論を用いた粒径計測法について理解できる。
4週 速度・粒径計測-3 ・速度計測、粒径計測のシミュレーションについて理解できる。
5週 オプティカルフローの検出-1 ・オプティカルフローの検出法について理解できる。
6週 オプティカルフローの検出-2 ・グラディエント法とその改良法について理解できる。
7週 オプティカルフローの検出-3 ・同画像からのオプティカルフロー検出例について理解できる。
8週 時空間相関法-1 ・時空間相関法(手法1)について理解できる。
4thQ
9週 時空間相関法-2 ・時空間相関法(手法2)について理解できる。
10週 時空間相関法-3 ・時空間相関法による計算機シミュレーションについて理解できる。
11週 時空間相関法-4 ・時空間相関法の応用解析例について理解できる。
12週 3次元奥行き計測-1 ・立体視法による奥行き検出法について理解できる。
13週 3次元奥行き計測-1 ・運動視による奥行き検出法について理解できる。
14週 レポート作成-1 ・学んだことの概要、興味を持ったこと、応用として考えられること、調べたこと等について報告書としてまとめることができる。
15週 レポート作成-2 ・学んだことの概要、興味を持ったこと、応用として考えられること、調べたこと等について報告書としてまとめることができる。
16週 まとめ ・学習事項全体のまとめについて理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

最終レポート課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】3520000055
思考・推論・創造への 適用力 【適用、分析レベル】3510000045
分野横断的能力0000000