現代物理学

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 現代物理学
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 本科で使用した物理の教科書
担当教員 木村 大自

到達目標

1 特殊相対性理論と量子力学の基礎を理解し、解説できる。
2 超伝導現象や超伝導の原理を理解し、解説できる。
3 物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1特殊相対性理論と量子論の基礎を理解し、適切な具体例を挙げて説明することができる。また、応用的な問題について計算することができる。特殊相対性理論と量子論の基礎を理解し、説明することができる。また、授業で扱う問題について計算することができる。特殊相対性理論と量子論の基礎を理解し、おおまかな説明をすることができる。また、簡単な問題について計算することができる。特殊相対性理論と量子論の基礎を理解することができず、簡単な問題を計算することもできない。
評価項目2超伝導現象や超伝導の原理を理解し、適切な具体例を挙げて説明することができる。また、応用的な問題について計算することができる。超伝導現象や超伝導の原理を理解し、説明することができる。また、授業で扱う問題について計算することができる。超伝導現象や超伝導の原理を理解し、おおまかな説明をすることができる。また、簡単な問題について計算することができる。超伝導現象や超伝導の原理を理解することができず、簡単な問題を計算することもできない。
評価項目3物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高め、他の学生に良い影響を与えることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度をやや高めることができる。物理の学習を通して、科学的な思考力や探究心、学習態度を高めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
特殊相対性理論と量子力学の基本的な事柄を学びます。これらは日常生活や本科の物理とは異なる面白い現象もあります。少し複雑な計算が出てくるかもしれません。
授業の進め方・方法:
昔の講義形式です。
注意点:
計算や問題は、自分で解いてみてください。原理や法則は、意味を考え納得しながら学習を進めてください。ある程度理解してから、友達と議論すれば、理解を深めることができるでしょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、ガリレイ変換とローレンツ変換 ガリレイ変換とローレンツ変換が理解できる。
2週 時間の遅れ、ローレンツ収縮 時間の遅れ、ローレンツ収縮が理解できる。
3週 エネルギーと質量の関係、光のドップラー効果 エネルギーと質量の関係、光のドップラー効果が理解できる。
4週 光のエネルギー 光のエネルギーが理解できる。
5週 光電効果、コンプトン効果 光電効果、コンプトン効果が理解できる。
6週 電子の波動性、不確定性原理 電子の波動性、不確定性原理が理解できる。
7週 中間試験 中間試験の8割以上を解くことが出来る。
8週 中間試験の返却と解説 中間試験の解説を聞き、間違えたところが理解できる。
4thQ
9週 シュレディンガー方程式 シュレディンガー方程式が理解できる。
10週 井戸型ポテンシャル(前半) 井戸型ポテンシャル(前半)が理解できる。
11週 井戸型ポテンシャル(後半) 井戸型ポテンシャル(後半)が理解できる。
12週 超伝導現象 超伝導現象が理解できる。
13週 BCS理論、永久電流 BCS理論、永久電流が理解できる。
14週 マイスナー効果 マイスナー効果が理解できる。
15週 定期試験 定期試験の8割以上を解くことができる。
16週 定期試験の返却と解説 定期試験の解説を聞き、間違えたところを理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験定期試験課題、態度・志向性合計
総合評価割合404020100
知識の基本的な理解3232670
思考・推論・創造性88420
態度・志向性(人間力)001010