到達目標
①地球環境問題が説明できる、②技術者の社会的責任を説明できる、③企業不祥事の事例を説明できる、ことを到達目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球環境問題に関する国際的取り組みについて説明できる。 | 地球環境問題が説明できる。 | 地球温暖化問題が説明できる。 | 地球温暖化問題が説明できない。 |
評価項目2 | 生命倫理と技術者の社会的責任と企業の社会的責任を説明できる。 | 技術者の社会的責任と企業の社会的責任を説明できる。 | 企業の社会的責任を説明できる。 | 企業の社会的責任を説明できない。 |
評価項目3 | 企業不祥事の事例を3件、説明できる。 | 企業不祥事の事例を2件、説明できる。
企業不祥事の事例を説できる | 企業不祥事の事例を説明できる。 | 企業不祥事の事例を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地球環境問題に関する基礎知識を修得し、人類の持続可能な発展の条件について考える。また、企業の社会的責任をふまえて、企業に勤務する技術者の倫理について考える。企業の安全衛生に関する取り組みも説明する。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行うが、適宜グループワークや議論を行う。講義中に教員から様々な知識や事例が提供される。それをもとに、単に専門的な観点からだけではなく、消費者や政府、あるいは環境や人権といった様々な観点、立場から考える力を身につける訓練を求めるものである。
注意点:
技術者倫理は答えの無い学問であり、各自が、答えを見つけ出す必要がある。技術者倫理が問題となる過去の事例を学ぶとともに、よりよい解を見つけ出すための思考方法を身につけてほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
技術者倫理の要求される背景 |
今、なぜ技術者倫理がとわれているのかを考えることができる(吉田)。
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2週 |
事例研究1 |
水俣病事件の背景と技術者の対応を考えることができる(吉田)。
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3週 |
地球環境問題 |
地球環境問題への国際的取り組みについて説明することができる。(吉田)
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4週 |
生命倫理 |
生命倫理について説明することができる。(吉田)
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5週 |
事例研究2 |
三菱自動車クレーム隠し事件について考えることができる。(吉田)
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6週 |
安全衛生 |
安全衛生の基本的な考え方を説明することができる。(吉田)
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7週 |
技術者の社会的責任1 |
技術者の社会的責任について説明することができる。(吉田)
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8週 |
技術者の社会的責任2 |
技術者の社会的責任について説明することができる。(吉田)
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4thQ |
9週 |
説明責任 |
技術者が負う説明責任とはどのようなものか理解し、どのように果たすべきか考察することができる。
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10週 |
製造物責任 |
技術者が負う製造物に関する責任とは何か説明し考察することができる。
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11週 |
ヒューマン・エラー、予防原則 |
ヒューマン・エラーが起こる状況と対策について考察することができる。
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12週 |
内部告発 |
内部告発のジレンマや方法について説明し、事例に対して考察することができる。
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13週 |
知的財産 |
知的財産の管理について理解し、実際の事例に対して考察することができる。
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14週 |
事例研究 |
VTR教材を見ながら、どこに問題がありどのような行動を自分であったらとるか考察することができる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験解説 |
解説を聞き間違ったところを自分で直すことができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
知識の基本的な理解 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
思考・推論・創造への適用力 | 10 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
汎用的技能 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
態度・志向性(人間力) | 20 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |