プログラミング特論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミング特論
科目番号 81012 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専1
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 荒川 正幹

到達目標

(1) 最適化問題の規模を把握できる
(2) 各最適化手法の理論を説明できる
(3) 各手法をプログラムとして実装し、パラメータ設定等が与える影響を分析できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1最適化問題の構造を理解し、問題の難しさを把握できる基礎的な最適化問題の構造を理解し、問題の難しさを把握できる基礎的な最適化問題の構造を理解し、問題の難しさを部分的に把握できる最適化問題の構造を理解できない
評価項目2各最適化手法の理論を説明できる基礎的な最適化手法の理論を説明できる基礎的な最適化手法の理論を部分的に説明できる各最適化手法の理論を説明できない
評価項目3各手法をプログラムとして実装し、パラメータ設定等が与える影響を分析できる基礎的な手法をプログラムとして実装し、パラメータ設定等が与える影響を分析できる基礎的な手法をプログラムとして実装し、パラメータ設定等が与える影響を部分的に分析できる各手法をプログラムとして実装できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世の中に実在するほとんどの問題は、学校の試験問題のように解がきっちり求まりません。
この授業では、いくつかの最適化手法を学習することで、このような問題の近似解を求める方法を身に付けます。
授業の進め方・方法:
学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題を課す。
最適化問題の近似解法として、遺伝的アルゴリズムや遺伝的プログラミングなどの進化的計算手法を学習する。身近な最適化問題を各自が設定し、適切な最適化手法を用いて精度の高い近似解を求める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 概要説明
遺伝的アルゴリズム
最適化問題の定式化、ナップサック問題や巡回セールスマン問題などの例について理解する
遺伝的アルゴリズムの仕組み、評価関数、コード化、選択、交叉、突然変異などについて理解する
10週 遺伝的プログラミング
進化論的手法
遺伝的プログラミングの仕組み、評価関数、コード化、選択、交叉、突然変異などについて理解する
Ant Colony Optimization、Particle Swarm Optimizationなどの手法を理解する
11週 最適化演習
最適化演習
課題設定、文献調査、予備実験などを行う
課題設定、文献調査、予備実験などを行う
12週 最適化演習
最適化演習
課題設定、文献調査、予備実験などを行う
プログラムの実装、最適化実験などを行う
13週 最適化演習
最適化演習
プログラムの実装、最適化実験などを行う
プログラムの実装、最適化実験などを行う
14週 最適化演習
最適化演習
結果の考察、発表資料・報告書作成などを行う
結果の考察、発表資料・報告書作成などを行う
15週 最適化演習
成果発表会
結果の考察、発表資料・報告書作成などを行う
演習の成果を発表する
16週 まとめ これまでの内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
知識の基本的な理解 【知識・記憶、理解レベル】100100