経営管理特論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 経営管理特論
科目番号 82013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 「会社はこれからどうなるのか」岩井克人(平凡社)
担当教員 松野 成悟

到達目標

(1)経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。
(2)コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。
(3)ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。8割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。7割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。6割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができない。6割未満
評価項目2コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。8割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。7割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。6割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができない。6割未満
評価項目3ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。8割以上ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。7割以上ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。6割以上ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができない。6割未満

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経営管理と企業論の史的展開について講義する。また、コーポレート・ガバナンスに関する議論やポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方などについても検討する。
※実務との関係
この科目は企業で情報システム部門の管理や組織再編などに携わっていた教員が、その経験を生かし、経営管理や企業論などについて講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
教科書を輪講する形で授業を進める。
また、必要に応じて資料を配付するとともに参考図書等を紹介する。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート課題(オンラインによるものを含む)を課す。
注意点:
レポートの提出期限を守ること。
レポート剽窃行為(インターネットや友人などからの盗用やコピペなど)は、その当事者全員のレポート評価全体を0点とする。
学期内に成績を再評価する場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス シラバスを通じて、学習の意義や授業の進め方、評価方法などを理解できる。
2週 現代企業の経営管理 現代企業の経営管理の現状と動向を理解できる。
3週 コーポレート・ガバナンス① 法人の存在理由と会社のしくみについての再検討の要請が理解できる。
4週 コーポレート・ガバナンス② コーポレート・ガバナンスについて、経営者の信任義務を理解できる。
5週 コーポレート・ガバナンス③ コーポレート・ガバナンスの実際について、アメリカの代表事例を理解できる。
6週 法人論争と日本型資本主義① 法人論争の概要と日本型資本主義の特質を理解できる。
7週 法人論争と日本型資本主義② 組織特殊的な人的資産とホールド・アップ問題を理解できる。
8週 法人論争と日本型資本主義③ 日本型資本主義の起源と雇用システムの原型を理解できる。
2ndQ
9週 法人論争と日本型資本主義④ 資本主義の史的展開と経営管理論の系譜を理解できる。
10週 ポスト産業資本主義における経営管理① ポスト産業資本主義におけるデ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンスを理解できる。
11週 ポスト産業資本主義における経営管理② ポスト産業資本主義的企業における組織デザインを理解できる。
12週 ポスト産業資本主義における経営管理③ ポスト産業資本主義的企業における個人と組織の関係、および企業の社会的責任を理解できる。
13週 コーポレート・ガバナンスの実際① コーポレート・ガバナンスに関する実証研究が理解できる。
14週 コーポレート・ガバナンスの実際② コーポレート・ガバナンスに関するさまざまな見解や学説が理解できる。
15週 試験 試験
16週 答案返却・解答解説、全体の学習事項のまとめ 試験問題の解説を通じて、間違った箇所を理解できる。全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表・レポート相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合15850000100
基礎的能力15850000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000