日本文化

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本文化
科目番号 83001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専1
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材 プリントを配付する。参考文献は適宜指示する。
担当教員 赤迫 照子

到達目標

①日本文化に興味・関心を抱き、理解を深めることができる。
②学び、考察したことを論理的な文章で表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1日本文化への興味・関心を広く持ち、様々な角度から文化的事象を考察できる。日本文化への興味・関心を持ち、自分なりの角度から文化的事象を考察できる。自分なりの角度から文化的事象を考察できる。文化的事象を考察できない。
評価項目2理解したこと・考察したことを論理的な文章で説明できる。理解したこと・考察したことを文章で説明できる。理解したことを文章で説明できる。授業で扱った内容を文章で説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本文化を学びながら、論理的な文章を作成する力を養う科目である。
主に文学・語学・歴史からの視点を切り口に、日本文化の諸相を概観する。理解したこと・考察したことは文章にまとめて報告する。
「日本文化とは何か」「文化を学ぶとは何か」を考えることを通して、文化の多様性を尊重する姿勢を身につけてほしい。
授業の進め方・方法:
①文献・教材を読解し、日本文化への理解を深める。
②理解したこと・考察したことを他者に説明できるように、文章を作成する。
③論理的な文章を作成するために、推敲・添削の作業をする。
なお、この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として「演習課題」と「レポート」を課す。
注意点:
・小テストは日本語に関する問題を出題する。
・考察を重ねた成果として、レポートを重視する。なお、小論文は「レポート」として扱う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 ガイダンス
文学概論①古代
『古事記』『日本書紀』『万葉集』を読み、古代文化の基礎知識を身につける。
レポートを作成する。
10週 文学概論②中古
文学概論③中世
『源氏物語』を読み、平安文化の基礎知識を身につける。
『方丈記』を読み、中世文化の基礎知識を身につける。
レポートを作成する。
11週 文献学①
文献学②
和本の装丁の基礎知識を身につける。
書写・印刷の歴史を理解する。
本文批評・注釈・解釈に取り組み、分析・考察したことをレポートにまとめ、発表する。
12週 批評を読む①
批評を読む②
日本文化に関する批評・評論を読む。
小論文を作成する。
13週 文学概論④近世
文学概論⑤近代
江戸の文学作品を読み、近世文化の基礎知識を身につける。
小説を読み、近代文化の基礎知識を身につける。
小論文を作成する。
14週 文学概論⑥現代
批評を読む③
小説・批評を読み、現代文化の基礎知識を身につける。
小論文を作成する。
15週 定期試験 日本文化のありかたを説明できる。
16週 試験返却・解説
授業のまとめ
学修の総まとめができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート発表小テスト合計
総合評価割合10701010100
知識の基本的な理解102051045
思考・推論・創造への適用0305035
汎用的技能【論理的思考力】0200020