情報処理

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 情報処理
科目番号 83010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専1
開設期 3rd-Q 週時間数 4
教科書/教材 『「ゼロからはじめるデータサイエンス入門 R・Python一挙両得」辻真吾・矢吹太朗(講談社)』,プリント
担当教員 三谷 芳弘

到達目標

情報処理の一つであるデータサイエンスを扱う.データサイエンスでは,解決すべき問題を明らかにし,必要なデータを作成・収集・検討し,データ解析の手法を用いて実際にデータを分析し,その分析結果を解釈し,問題解決にあたる.本授業では,データサイエンスにおけるデータ解析手法の基本的な考え方を習得する.さらにデータに対して実際にデータ解析手法を用いることができる.
本講義の到達目標は以下の通りである.
(1)データフレーム・類似度(非類似度)・基本統計量・データの可視化について理解できる.
(2)乱数・統計的推測・回帰分析について理解できる.
(3)機械学習 教師あり学習・教師なし学習について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1類似度・基本統計量・データの可視化を説明できる.類似度・基本統計量を説明できる.データフレームについて説明できる.データフレームの説明ができない.
評価項目2統計的推測・回帰分析を説明できる.統計的推測を説明できる.乱数について説明できる.乱数の説明ができない.
評価項目3教師あり学習・教師なし学習を説明できる.教師あり学習を説明できる.機械学習について説明できる.機械学習の説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報処理の一つであるデータサイエンスを理解し,データ解析手法の基本的な考え方を習得する.
授業の進め方・方法:
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として小テスト及びレポートを実施する.本講義は情報処理室において実施する.情報処理室の利用についてはマナーを守ること.教科書及び配布プリントに基づいて授業を進める.
注意点:
データサイエンスに関する小テストとしてプログラム課題を課す.また,データサイエンスに関する応用のレポートとしてプログラム課題を課す.提出期限は厳守すること.学期内に成績を再評価する場合がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1回目:データサイエンス(1),ガイダンス・概要
2回目:データサイエンス(2)
・シラバスから学習の意義,授業の進め方,評価方法を理解できる.データフレーム,データの読込み・書込みを理解できる.
・類似度(非類似度)を理解できる
2週 3回目:データサイエンス(3)
4回目:データサイエンス(4)
・基本統計量を理解できる
・データ可視化を理解できる
3週 5回目:データサイエンス(5)
6回目:データサイエンス(6)
・乱数を理解できる
・統計的推測を理解できる
4週 7回目:データサイエンス(7)
8回目:データサイエンス(8)
・回帰分析(1)を理解できる
・回帰分析(2)を理解できる
5週 9回目:データサイエンス(9)
10回目:データサイエンス(10)
・機械学習 教師あり学習(1)を理解できる
・機械学習 教師あり学習(2)を理解できる
6週 11回目:データサイエンス(11)
12回目:データサイエンス(12)
・機械学習 教師なし学習(1)を理解できる
・機械学習 教師なし学習(2)を理解できる
7週 13回目:データサイエンスの応用(1)
14回目:データサイエンスの応用(2)
・与えられた課題に取り組み,レポートとしてまとめることができる.
・与えられた課題に取り組み,レポートとしてまとめることができる.
8週 15回目:定期試験
16回目:試験返却

・試験問題の解説を通じて間違った箇所を理解できる.また,これまでの学習事項のまとめを行う.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

期末試験レポート小テスト合計
総合評価割合404020100
知識の基本的な理解20101040
思考・推論・創造への適用力【適用、分析レベル】1010525
汎用的技能【論理的思考力】1010525
態度・志向性(人間力)0000
総合的な学習経験と創造的思考力010010