社会システム工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 社会システム工学実験Ⅱ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 松野 成悟,中岡 伊織,苗 馨允

到達目標

(1)階層分析法や社会ネットワーク分析について理解できる。
(2)ノンパラメトリック法や共分散構造分析について理解できる。
(3)企業価値評価モデルを用いて、企業価値と株式価値を計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1階層分析法や社会ネットワーク分析を用いて分析し、その結果の考察ができる。 8割以上階層分析法や社会ネットワーク分析についてプログラミングできる。 7割以上階層分析法や社会ネットワーク分析について理解できる。 6割以上階層分析法や社会ネットワーク分析について理解できない。 6割未満
評価項目2ノンパラメトリック法や共分散構造分析を用いて分析し、その結果が考察できる。ノンパラメトリック法や共分散構造分析を用いることができる。ノンパラメトリック法や共分散構造分析について理解できる。ノンパラメトリック法や共分散構造分析について理解できない。
評価項目3適切な企業価値評価モデルを用いて、企業価値と株式価値を計算でき、その意味と運用を説明できる。企業価値評価モデルを用いて、企業価値と株式価値を計算でき、その意味と運用を概ね説明できる。企業価値評価モデルを用いて、企業価値と株式価値を計算できる。企業価値評価モデルを用いて、企業価値と株式価値を計算できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (d)-(3) 説明 閉じる
教育目標 (E)① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3・4学期
経営の4大資源として人・モノ・金・情報が存在する。人・モノのつながりや意思決定、統計解析、コンピュータシミュレーションなどの基本を学習し、問題解決能力の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
教科書は用いず、適宜資料を配付する。
また、適宜参考文献を紹介する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
階層分析法
・一対比較行列を利用したAHPの演算方法について理解できる。
・整合性について理解できる。
2週 階層分析法 ・AHPのプログラミングができる。
・実験結果から分析ができる。
3週 社会ネットワーク分析 ・ネットワーク構造の諸指標について理解できる。
・中心性を表す諸指標について理解できる。
4週 社会ネットワーク分析 ・ネットワーク構造について分析できる。
・中心性指標を利用した分析ができる。
5週 社会ネットワーク分析および
プレゼンテーション
・得られたネットワーク構造から考察できる。
・実験方法や実験結果とその考察を発表し、他者を説得できる。
6週 パラメトリック手法とノンパラメトリック手法 ・パラメトリック手法とノンパラメトリック手法の違いが理解できる。
・ノンパラメトリック検定の種類が理解できる。
7週 ノンパラメトリック検定 ・3群以上のノンパラメトリック検定法が理解できる。
・多重比較検定(ポストホックテスト)が理解できる。
8週 パス解析 ・パス解析の概要が理解できる。
・観測変数の構造方程式モデリングができる。
・モデルの適合度指標を理解することができる。
4thQ
9週 共分散構造分析 ・古典的な因子分析の概要を理解できる。
・潜在変数の構造方程式モデリングができる。
・モデルの検定ができる。
10週 共分散構造分析および
プレゼンテーション
・適切な指標を用いて、モデル間比較ができる。
・実験方法や実験結果とその考察を発表し、他者を説得できる。
11週 財務諸表から読む企業活動 ・財務諸表の構造と主要な財務諸表を説明できる。
・財務ファンダメンタル分析ができる。
12週 株主資本コストの推定 ・ポートフォリオ理論を説明できる。
・資本コストの概念を説明できる。
・加重平均資本コスト率を算出できる。
13週 企業価値評価モデル ・企業価値と株式価値の意味を説明できる。
・企業価値評価のモデルを説明できる。
14週 企業価値評価 ・価値評価モデルを運用し、企業価値と株式価値の計算ができる。
15週 定期試験は実施しない
16週 プレゼンテーション
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
・実験方法や実験結果とその考察を発表し、他者を説得できる。
・全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000