経営管理特論

科目基礎情報

学校 宇部工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 経営管理特論
科目番号 10010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 経営情報工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:4
教科書/教材 会社はこれからどうなるのか(岩井克人,平凡社)ほか
担当教員 松野 成悟

到達目標

(1)経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。
(2)コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。
(3)ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。 8割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。 7割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができる。 6割以上経営管理と企業論の史的展開を理解し,今日的な課題を説明することができない。 6割未満
評価項目2コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。 8割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。 7割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができる。 6割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができない。 6割未満
評価項目3ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。 8割以上ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。 7割以上ポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方を論じることができる。 6割以上コーポレート・ガバナンスに関する議論を整理し,考察することができない。 6割未満

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第2学期
経営管理と企業論の史的展開について講義する。また、コーポレート・ガバナンスに関する議論やポスト産業資本主義的企業における経営管理のあり方などについても検討する。
授業の進め方・方法:
教科書を輪講する形で授業を進める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ・シラバスを通じて,学習の意義や授業の進め方,評価方法などを理解できる。
2週 現代企業の経営管理 ・現代企業の経営管理の現状と動向を理解できる。
3週 コーポレート・ガバナンス① ・法人の存在理由と会社のしくみについての再検討の要請が理解できる。
4週 コーポレート・ガバナンス② ・コーポレート・ガバナンスについて,経営者の信任義務を理解できる。
5週 コーポレート・ガバナンス③ ・コーポレート・ガバナンスの実際について,アメリカの代表事例を理解できる。
6週 法人論争と日本型資本主義① ・法人論争の概要と日本型資本主義の特質を理解できる。
7週 法人論争と日本型資本主義② ・組織特殊的な人的資産とホールド・アップ問題を理解できる。
8週 法人論争と日本型資本主義③ ・日本型資本主義の起源と雇用システムの原型を理解できる。
2ndQ
9週 法人論争と日本型資本主義④ ・資本主義の史的展開と経営管理論の系譜を理解できる。
10週 ポスト産業資本主義における経営管理① ・ポスト産業資本主義におけるデ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンスを理解できる。
11週 ポスト産業資本主義における経営管理② ・ポスト産業資本主義的企業における組織デザインを理解できる。
12週 ポスト産業資本主義における経営管理③ ・ポスト産業資本主義的企業における個人と組織の関係,および企業の社会的責任を理解できる。
13週 知識マネジメント① ・知識マネジメントの意義や理論的な背景を理解できる。
14週 知識マネジメント② ・知識マネジメントの方法論について,情報技術とビジネスプロセスとの関係性を理解できる。
15週 定期試験
16週 答案返却・解答解説
全体の学習事項のまとめ
授業改善アンケートの実施
・試験問題の解説を通じて,間違った箇所を理解できる。
・全体の学習事項のまとめが理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力50000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000