数学5

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 数学5
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 教科書:『新版 微分積分I』、『新版 微分積分Ⅱ』(実教出版)、問題集:『新版 微分積分I演習』、『新版 微分積分Ⅱ問題集』(実教出版) / 教材:自作プリント
担当教員 藤井 忍

到達目標

(1) 種々の関数の導関数を計算出来る。
(2) 関数の微分を計算し、その増減を調べ、極値を求め、グラフの概形を描くことができる。
(3) 種々の関数の不定積分を計算出来る。
(4) 定積分の計算を利用し、与えられた図形の面積や体積を計算出来る。
(5) 連続関数と微分可能関数の性質や違いを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1種々の関数の導関数に関する応用問題を解くことができる。。種々の関数の導関数を計算出来る。種々の関数の導関数を計算できない。
評価項目2関数の微分を計算し、その増減を調べ、極値を求め、グラフの概形を描くことができ、そのグラフを使った応用問題解ける。関数の微分を計算し、その増減を調べ、極値を求め、グラフの概形を描くことができる。関数の微分を計算し、その増減を調べ、極値を求め、グラフの概形を描くことができない。
評価項目3種々の関数の不定積分に関する応用問題を解ける。種々の関数の不定積分を計算出来る。種々の関数の不定積分を計算出来ない。
評価項目4定積分の計算を利用し、与えられた図形の面積や体積に関する応用問題を解ける。定積分の計算を利用し、与えられた図形の面積や体積を計算出来る。定積分の計算を利用し、与えられた図形の面積や体積を計算出来ない。
評価項目5連続関数と微分可能関数の性質や違いを理解し、それらに関する応用問題を解ける。連続関数と微分可能関数の性質や違いを理解できる。連続関数と微分可能関数の性質や違いを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
本授業では、一変数の微分積分学について説明する。
微分積分学は線型代数と並んで理工学の基礎をなすが、本授業では物理や工学への接続を意識した説明をできる限り行う。
授業の進め方・方法:
1.教科書の内容に沿った自作ワークシートを配布し、それに記入し、ファイルに収めてもらう。
2.原則として、単元終了後に理解を深めるためのおさらいテストを行う。
3.問題集は試験勉強用に使う。
注意点:
1.提出物の期限は守ること。遅れた場合は減点する。
2.長期休暇明けの実力テストも定期試験と対等に扱う。
3.これまでに学んだ数学のほとんどを使うので、理解が不十分な箇所は早めに復習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 関数の極限① いろいろな関数の極限を求めることができる。
2週 関数の極限② いろいろな関数の極限を求めることができる。
3週 導関数① 微分係数の意味を理解し、求めることができる。
4週 導関数② 導関数の定義を理解している。
5週 導関数③ 積・商の導関数の公式を使うことができる。
合成関数の導関数を求めることができる。
6週 導関数④ 三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。
7週 導関数⑤ 逆三角関数を理解している。逆三角関数の導関数を求めることができる。
2次以上の導関数を求めることができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 導関数の応用① 2次以上の導関数を求めることができる。
基本的な関数の接線の方程式を求めることができる。
10週 導関数の応用② 関数の増減表をかいて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。
11週 導関数の応用③ 関数の最大値・最小値を求めることができる。
12週 不定積分と定積分① 不定積分の定義を理解している。
置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
13週 不定積分と定積分② 置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
定積分の定義を理解している(区分求積法)。
14週 不定積分と定積分③ 定積分の基本的な計算ができる。
置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。
15週 不定積分と定積分④ 置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 積分法の応用① 基本的な曲線で囲まれた図形の面積を求めることができる。
2週 積分法の応用② 基本的な曲線で囲まれた図形の面積を求めることができる。
基本的な立体の体積を求めることができる。
3週 積分法の応用③ 基本的な立体の体積を求めることができる。
4週 いろいろな関数表示の微分法① 関数の媒介変数表示を理解し、その導関数を計算できる。
5週 いろいろな関数表示の微分法② 関数の媒介変数表示を理解し、その導関数を計算できる。
6週 いろいろな関数表示の微分法③ 関数の媒介変数表示を理解し、その導関数を計算できる。
7週 平均値の定理とその応用 連続関数と微分可能関数の違いを理解し、ロピタルの定理を用いた極限の計算ができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 テイラーの定理とその応用① 与えられた関数の近似式を計算できる。
10週 テイラーの定理とその応用② 与えられた関数のテイラー展開・マクローリン展開を計算できる。
11週 リーマン積分① 定積分の定義を理解している(区分求積法)。
12週 リーマン積分② 定積分の定義を理解している(区分求積法)。
13週 微分積分法の基本定理 微積分の基本定理を理解している。
14週 いろいろな不定積分① 置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
15週 いろいろな不定積分② 置換積分および部分積分を用いて、不定積分を求めることができる。
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分の計算ができる。
16週 学年末試験

評価割合

定期試験実力試験おさらいテスト課題演習発表合計
総合評価割合501010101010100
基礎的能力501010101010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000