商船学概論

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 商船学概論
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期「船の疑問100(ソフトバンククリエイティブ)、後期「機関学概論」大島商船高専マリンエンジニア育成会編(成山堂)、
担当教員 中村 泰裕,山口 伸弥

到達目標

1.優秀な航海士となるための基礎知識を習得する。
2.優秀な機関士となるための基礎知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1船舶の航海,運用,法規,気象,整備,荷役等の概略が説明できる。船舶の航海,運用,法規,気象,整備,荷役等の概略が理解できる。船舶の航海,運用,法規,気象,整備,荷役等の概略が理解できない。
評価項目2船舶の主機,補機,推進器,燃料油,潤滑油等の概略が説明できる。船舶の主機,補機,推進器,燃料油,潤滑油等の概略が理解できる。船舶の主機,補機,推進器,燃料油,潤滑油等の概略が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.基本的な船内組織及び職務分掌を理解し、リーダーシップと管理技能を育成することを目的する。
2.商船学科学生として個人個人が現代を取り巻く海運状況に関して問題意識を持つことについて養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義を中心とする。
必要に応じて視聴覚教材、模型の活用。実際の機器の見学等を行う。
ポートフォリオに「課題」「レポート」等を含む。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 船員の業務(1) 船員労務の仕組みを理解する。
2週 船員の業務(2) 船員労務の基礎知識を理解する。
3週 船の種類 船舶業界と船種を理解する。
4週 航海術 船位の求め方を理解する。
5週 運用術 外力が船体に与える影響と荷役方法を理解する。
6週 操船術 実際に船を動かす方法を理解する。
7週 船舶運航のルール 海事関係法令を理解する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 気象と海象 気象海象の実態と船舶が受ける影響を理解する。
10週 整備論 船舶整備の重要性とその方法を理解する。
11週 船の一生 船舶の受注から解撤までを理解する。
12週 造船学 新造船建造と修繕入渠を理解する。
13週 係船と錨泊 係船及び錨泊方法について理解する。
14週 航海計器 航海計器の仕組みとその使用方法を理解する。
15週 船員社会の基礎知識 船員を取り巻く状況について理解する。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 機関部の職務 機関部の職務と作業
2週 出力装置 出力装置の種類について理解する。
3週 内燃機関(1) ディーゼル機関の構造について理解する。
4週 内燃機関(2) ディーゼル機関の作動原理について理解する。
5週 蒸気タービン 蒸気タービンプラントの概要について理解する。
6週 ボイラ ボイラの概要について理解する。
7週 ガスタービン機関 ガスタービンの概要について理解する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 プロペラ装置 プロペラ及び軸系の概要について理解する。
10週 舵取装置 舵取装置の概要について理解する。
11週 ポンプ 各種ポンプの種類および概要について理解する。
12週 冷凍装置 冷凍装置の概要について理解する。
13週 電動機 電動機の概要について理解する。
14週 発電機 発電機の概要について理解する。
15週 燃料・潤滑油 燃料および潤滑油の概要について理解する。
16週 学年末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700010200100
基礎的能力00000
専門的能力700010200100
分野横断的能力0000000