到達目標
1)文章を通じ、作者の思想、情感を感得し、豊かな感受性を発揮できる
2)言葉の多彩さ、豊かさに触れ、自らそれを用いることができる
3)コミュニケーションにおける言葉の大切さを理解し、みずからの言葉で関係性を構築できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 文章を通じ、作者の思想、情感を感得し、豊かな感受性を発揮できる。 | 文章を整理しながら読むことが出来る。 | 文章を理解、整理ができない。 |
評価項目2 | 言葉の多彩さ、豊かさに触れ、自らそれを用いることができる。 | 言葉の多彩さ、豊かさに触れ、概略として用いることができる。 | 多彩な言葉に目を向けず、自らの言葉のみに固執する。 |
評価項目3 | コミュニケーションにおける言葉の大切さを理解し、みずからの言葉で関係性を構築できる。 | コミュニケーションにおける言葉の大切さを理解する。 | 言葉を閉塞的な使用のみに限定し、作者の言葉に耳を傾けない。
|
学科の到達目標項目との関係
本校 (1)-a
説明
閉じる
商船 (2)-c
説明
閉じる
教育方法等
概要:
文章を熟読し、作者の思想のみならず、関連知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義形式を中心とするが、小テストまたは課題の作成と提出を求める。
注意点:
・講義中、理解が不十分な箇所は、質問等により補足し、習熟の度合いを一定に保つこと。
・国語の理解を深める漢字テスト等の小テストに対し、高得点をとることを常に意識すること。
・提出物の期限を厳守すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
中村桃子「ことばがつくる女と男」 |
キーワードに注目し、筆者が意見を補強するための理由や根拠を理解できる。
|
2週 |
中村桃子「ことばがつくる女と男」 |
ジェンダーの概念を理解し、評論の読みにつなげることができる。
|
3週 |
中村桃子ことばがつくる女と男」 |
ジェンダーレス社会の中での問題点を把握し、言葉にすることができる。
|
4週 |
細田衛士「資源はなぜ枯渇するのか」 |
科学技術の発展の問題点を理解し、人間の思考の在り方を考察できる。
|
5週 |
細田衛士「資源はなぜ枯渇するのか」 |
文章中の数値を把握し、問題点を正確に読み取ることができる。
|
6週 |
中島敦「山月記」 |
近代を代表する作家の作品を鑑賞できる。
|
7週 |
中島敦「山月記」 |
作品中の人物の心情を正確に把握し、言葉として表現できる。
|
8週 |
前期中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
立川健二「記号論と生のリアリティ」 |
記号論的な発想を理解し、文章の把握に役立てることができる。
|
10週 |
立川健二「記号論と生のリアリティ」 |
文章より生活上で使用されている記号を類推し発表できる。
|
11週 |
若林幹夫「地図の想像力」 |
近代という時代を意識し、世界に関する影響を理解できる。
|
12週 |
若林幹夫「地図の想像力」 |
具体例と筆者の主張を整理し、全体を把握し要約できる。
|
13週 |
夏目漱石「こころ」 |
人間の煩悩に触れた作品を客観的に考えることができる。
|
14週 |
夏目漱石「こころ」 |
難解な語句や漢字を理解し、文章全体の把握に役立てることができる。
|
15週 |
夏目漱石「こころ」 |
時系列の整理に合わせ、展開の反転を指摘できる。
|
16週 |
前期期末試験 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
立川健二「記号論と生のリアリティ」 |
言語活動によるコミュニケーションの不安定さを理解できる。
|
2週 |
立川健二「記号論と生のリアリティ」 |
会話の重要性を理解し、適切な言葉の使用法を考えることができる。
|
3週 |
立川健二「記号論と生のリアリティ」 |
抽象的な意見を一般的な意見へとつなげていることを把握できる。
|
4週 |
実用の文章 |
メディアリテラシーについて考察、理解できる。
|
5週 |
実用の文章 |
小論文等を要約する文章把握ができる。
|
6週 |
川島慶子「変貌する聖女」 |
フェミニズム運動を理解し、問題点を指摘することができる。
|
7週 |
川島慶子「変貌する聖女」 |
フェミニズムに関する資料を収集、整理し他者に伝えることができる。
|
8週 |
後期中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
丸山眞男「である」ことと「する」こと |
具体例の対比を整理し、抽象的な考えと接続ができる。
|
10週 |
丸山眞男「である」ことと「する」こと |
近代的な言葉の発生を、時代背景から読み込むことができる。
|
11週 |
丸山眞男「である」ことと「する」こと |
難解語句を前後の文脈から類推できる。
|
12週 |
岩井克人「広告の形而上学」 |
メディア情報の危険性を理解し、誤情報が蔓延した場合の問題を把握できる。
|
13週 |
岩井克人「広告の形而上学」 |
数値が言葉として変換される場合の修飾関係を把握できる。
|
14週 |
美馬達也「風評というリスク」 |
数値化できない事象の理解と、現象化を理解することができる。
|
15週 |
美馬達也「風評というリスク」 |
社会問題を調査し、論理的に説明することができる。
|
16週 |
学年末試験 |
|
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 140 | 0 | 40 | 20 | 0 | 0 | 200 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 70 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |