航海計器

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 航海計器
科目番号 0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 基本航海計器(海文堂)
担当教員 久保田 崇

到達目標

船舶の航行にとって必要とされる航海機器のうちの基本的なものについて、それらの原理を中心に理解する。授業で取り扱う航海機器の動作原理は、特に国家試験(第三級海技士口述試験、航海)で出題されることが多いので、自身で以下の項目について基本的な事項を理解することを到達目標に定める。
1.マグネットコンパス・ジャイロコンパス
2.オートパイロット
3.船速距離計
4.音響測深器

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンパスの原理及び構造、取扱いを解説できる。コンパスの原理及び構造について基本的な事項を理解している。コンパスの原理及び構造について基本的な事項を理解していない。
評価項目2オートパイロットの原理及び構造、取扱いを解説できる。オートパイロットの原理及び構造について基本的な事項を理解している。オートパイロットの原理及び構造について基本的な事項を理解していない。
評価項目3船速距離計の原理及び構造、取扱いを解説できる。船速距離計の原理及び構造について基本的な事項を理解している。船速距離計の原理及び構造について基本的な事項を理解していない。
評価項目4音響測深器の原理及び構造、取扱いを解説できる。音響測深器の原理及び構造について基本的な事項を理解している。音響測深器の原理及び構造について基本的な事項を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
船舶運航者として必要な航海計器に関する初歩的な内容を習得する。3級海技士(航海)の航海系科目(航海計器)に対応した学習内容であり、商船学航海分野の航海計器の基礎事項を習得する。
授業の進め方・方法:
教科書をベースに、授業を進めるが、写真や図、そして実機といった教材を見て、理解しながら航海計器の原理や取り扱いを理解していく。
注意点:
計算を行う場合もあり。関数電卓を持参の事。(別途指示)
(変更8/6)前期中間試験は実施せず、小テストを実施し、評価に加味する。
(変更9/4) ノートについては学年末までに一度は提出する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 航海機器概説・針路と方位測定 各航海計器の役割を説明できる。航海計器を用いた針路と方位測定の要領が理解できる。
2週 マグネットコンパス(基礎事項、原理) マグネットコンパスの原理・構造を理解できる。
3週 誤差 マグネットコンパスの誤差とその要因を理解できる。
4週 各種針路との関係 針路と誤差の関係について理解できる。
5週 自差修正 自差係数と修正法について理解できる。
6週 ジャイロコンパス(基礎事項、原理) ジャイロコンパスの原理について理解できる。
7週 指北原理 型式別の指北原理について理解できる。
8週 前期中間試験 コンパスの原理、構造、取り扱いが解説できる。
2ndQ
9週 種類と構造 形式別の構造について理解できる。
10週 各種誤差(緯度誤差、速度誤差、変速度誤差) ジャイロコンパスの誤差について理解できる。
11週 オートパイロット(基礎事項、原理) オートパイロットの原理について理解し、説明できる。
12週 機器の構成(検出部、比較部) 機器の構成について理解できる。
13週 機器の構成(調節部、操作部) 機器の構成について理解できる。
14週 調整(舵角調整、当舵調整、積分調整、天候調整) オートパイロットの各調整について理解できる。
15週 適応オートパイロットの概要 適応オートパイロットについて理解できる。
16週 前期期末試験 コンパスの構造や誤差、オートパイロットの原理、構造、取り扱いが解説できる。
後期
3rdQ
1週 電波・電磁波の発生 電磁波について基本事項を理解し、習得できる。
2週 型式・電波伝搬・地表波 電波の特性や伝わり方について理解し、習得できる。
3週 見通し波・対流圏波・電離層反射波 電波の特性や伝わり方について理解し、習得できる。
4週 航法機器概説 航法機器(測程儀)の変遷や種類について理解できる。
5週 電磁ログ(概要) 電磁ログの各部名称及び構造について理解できる。
6週 電磁ログ(原理) 電磁ログの原理について理解できる。
7週 電磁ログ(誤差) 電磁ログについて誤差・原因を理解できる。
8週 後期中間試験 電波について基礎的な知識、電磁ログの概要・原理・誤差を解説できる。
4thQ
9週 電磁ログ(取り扱い) 電磁ログについてメンテナンスや操作・取り扱いを理解できる。
10週 ドップラーログ及びソナー(概要) ドップラーログ及びソナーの各部名称及び構造について理解できる。
11週 ドップラーログ及びソナー(原理) ドップラーログ及びソナーの原理について理解できる。
12週 ドップラーログ及びソナー(取り扱い) ドップラーログ及びソナーの操作・取り扱いについて理解できる。
13週 音響測深器(概要) 音響測深器の各部名称や構造を理解できる。
14週 音響測深器(原理) 音響測深器の原理を理解できる。
15週 音響測深器(取り扱い) 音響測深器の操作・取り扱いを理解できる。
16週 学年末試験 電磁ログの取り扱いやドップラログや音響測深器の概要・原理・誤差を解説できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)航海計器磁気コンパスのバウル、ビナクルの各部名称、構造、取扱いについて説明できる。4前2
地磁気、偏差及び自差について説明できる。4前3,前4
自差の原因と修正法について説明できる。4前5
ジャイロスコープの特性について説明できる。4前6,前9
指北原理(指北作用、制振作用)について説明できる。4前7,前10
オートパイロットの構造について説明できる。4前11
各種操舵法及び、取扱い(故障時の対応を含む)について説明できる。4前12,前13
PID制御について説明できる。4前12,前13
各種調整について説明できる。4前14,前15
電磁ログの各部名称及び構造について説明できる。4後5,後9
電磁ログの原理について説明できる。4後6,後7
ドップラーログ及びソナーの構造、取扱いについて説明できる。4後10
ドップラーログ及びソナーの原理について説明できる。4後11,後12
音響測深器の構造、取扱いについて説明できる。4後13,後15
音響測深器の原理について説明できる。4後14

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合7001001010100
基礎的能力0000000
専門的能力7001001010100
分野横断的能力0000000