海洋気象学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 海洋気象学
科目番号 0042 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント(1-37)、配布資料(1-7)、基礎からわかる海洋気象 堀晶彦 成山堂
担当教員 森脇 千春

到達目標

1)地球上の大気の構造・循環を説明できる。
2)各種気象要素の定義、観測方法を説明できる。
3)高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができる。
4)地上天気図、および高層天気図を読み取ることができる。
5)船舶の航行中に遭遇する気象状況に的確に対応できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球上の大気の構造・循環を理解し、説明できる地球上の大気の構造・循環を説明できる地球上の大気の構造・循環を説明できない
評価項目2各種気象要素の定義、観測方法を理解し、実施できる各種気象要素の定義、観測方法を説明できる各種気象要素の定義、観測方法を説明できない
評価項目3高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができ、予測ができる高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができる高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができない
評価項目4地上天気図、および高層天気図を読み取り、その後の予測ができる地上天気図、および高層天気図を読み取ることができる地上天気図、および高層天気図を読み取ることができない
評価項目5船舶の航行中に遭遇する気象状況に的確に対応できる船舶の航行中に遭遇する気象状況に対応できる船舶の航行中に遭遇する気象状況に対応できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
船舶運用に必要な知識として、地球上で起こる気象現象および気象要素の基礎を学習する。基礎理論として、大気の状態方程式を理解し、空気塊がどのような変化をするか理解する。実践として、気象観測方法や天気図の読み方を習得し、大気や海面で生じている変化を四次元的に捉えられることで、気象海象の現象を船舶運用に適用できる技術の基礎を習得する。
授業の進め方・方法:
主に教科書、配布プリントを用いて基礎理論の理解を行う。
配布プリントや気象庁のHPなどを利用して、実際に生じる気象現象と天気図や波浪図の関係、応用方法について学ぶ。
注意点:
専門科目であり、これまで勉強してきた化学,物理,数学の知識が土台として必要になる。
理解が曖昧な学生は復習を行っておくこと。
予習復習に教科書を韋編三絶することを推奨する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 大気の構造
組成と鉛直構造
大気の構成や鉛直構造を理解できる
2週 大気の状態方程式 ボイルシャルルの法則
気体の状態方程式を理解する。
3週 熱力学    
反射・散乱・吸収・透過
黒体や熱の移動を説明できる。
4週 熱力学
太陽エネルギー
太陽からの入射エネルギーを計算し、理解できる
5週 熱力学
熱収支
地球上の熱収支が理解できる
6週 気象要素
温度・温位・顕熱
主に熱に関する海洋における気象要素を理解し、気温の観測ができる
7週 気象要素
気圧・水蒸気圧・潜熱
気圧、湿度の定義を学び、気圧、湿度の観測ができる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 風向・風速
風の定義を理解し、風力階級を学ぶ。観測方法を習得する
10週 降水課程 降水の定義や課程を理解し、観測方法を習得する
11週 視程
霧・靄
視程の定義を理解し、霧のメカニズムを図示し説明できる
12週 雲     
十種雲形を解説でき、応じた天候を説明できる
13週 大気力学 風が吹くための力学的要素を理解できる
14週 地衡風 高層風のメカニズムを図示し説明できる
15週 温度風 地上風のメカニズムを図示し説明できる
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 大気循環
大循環モデル
地球の大気大循環を説明できる
2週 中規模循環
季節風を説明できる
3週 小規模循環 海陸風,フェーン現象を説明できる
4週 気団
気団の種類や性質を説明できる
5週 コリオリ力1 コリオリ力を説明できる
6週 コリオリ力2 コリオリ力を計算できる
7週 前線帯と前線 各種前線および前線帯を図示説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 天気図
地上天気図や高層天気図を読むことができる。
10週 高気圧
高気圧についてその特徴とメカニズムを図示説明できる
11週 低気圧  温帯低気圧 温帯低気圧の特徴について解説できる
12週 低気圧  温帯低気圧 温帯低気圧の一生について解説できる
13週 低気圧  熱帯低気圧 熱帯低気圧の特徴について解説できる
14週 低気圧  熱帯低気圧 熱帯低気圧の一生について解説できる
15週 海象 海象について理解し、波浪図を読み取ることができる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。4
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。4
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。4
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。4
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。4
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)地文航法水路書誌を利用して、航海に必要な情報を収集することができる。2
出入港を含めた、一般的な状況における航行時において考慮すべき事項を説明できる。2
特殊な状況における航行時において考慮すべき事項を説明できる。1
潮流及び潮汐が起こる仕組みを説明できる。2
海流の概要及び暖流・寒流の特徴を説明できる。3
世界各地の主要な海流について説明ができる。3
海洋気象大気圏の構造と組成を説明できる。4
気圧、気温、及び湿度の定義と説明ができる。4
風について、その発生原因を説明できる。4
大気の安定・不安定状態の違いを説明できる。4
風の発生要因について説明できる。4
地衡風と傾度風について説明できる。4
中緯度地方などの第1次の大気循環及び季節風などの第2次の大気循環を説明できる。4
日本付近の気団を説明できる。4
前線の発生と消滅・前線の種類を説明できる。4
前線の移動・温帯低気圧の発生機構を説明できる。4
熱帯低気圧の発達、危険区域の回避及び日本近海の熱帯低気圧の動きをを説明できる。4
高気圧について、温暖型と寒冷型の違いを説明できる。4
高層天気図を利用価値を説明できる。4
日本付近の天気図の型を数種類、説明できる4
海の波の種類について、周期によりその特性が異なることを説明できる。4

評価割合

定期試験提出物合計
総合評価割合80200100
基礎的能力0000
専門的能力80200100