化学特論

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 化学特論
科目番号 0046 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新編高専の化学第2版, 自作プリント
担当教員 開講しない

到達目標

(1)有機化合物の性質と利用について理解する。
(2)高分子化合物の性質と利用について理解する。
(3)環境問題について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物の性質と利用について基礎が説明できる。有機化合物の性質と利用について応用が説明できる。有機化合物の性質と利用について基礎が説明できない。
評価項目2高分子化合物の性質と利用について基礎が説明できる。高分子化合物の性質と利用について応用が説明できる。高分子化合物の性質と利用について基礎が説明できない。
評価項目3環境問題について基礎が説明できる。環境問題について応用が説明できる。環境問題について基礎が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
有機化合物の性質と利用、高分子化合物の性質と利用、環境問題について学習する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、毎週、自学自主課題を与えることにより、学習の理解を深めていく。
注意点:
(1)化学工業や環境問題の新聞記事に触れ、社会に対する化学の役割を日頃から学習しておくこと。
(2)レポートは締め切り日を守り、必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 有機化合物の特徴や構造 有機化合物の特徴や構造を理解し、また官能基について理解する。
2週 分子構造の決定、炭化水素の反応 有機化合物の成分元素の検出法や組成式、分子式の決定法について理解する。また炭化水素(アルカン、アルケン、アルキン)の構造や反応について理解する。
3週 アルコール、カルボニル化合物 アルコール、カルボニル化合物の性質や特徴について理解する。
4週 カルボン酸、エーテル カルボン酸、エーテルの性質や特徴について理解する。
5週 芳香族化合物、フェノール、芳香族カルボン酸 ベンゼンの構造について理解し、その他の芳香族炭化水素の種類や反応について理解する。またフェノール類や芳香族カルボン酸の性質や特徴について理解する。
6週 油脂、セッケン、合成洗剤 油脂やセッケン、合成洗剤の性質や特徴について理解する。また油脂のケン化価やヨウ素価を理解し、計算問題ができるようにする。
7週 染料 アニリンやアゾ化合物の性質や特徴について理解する。
8週 糖類、タンパク質 糖類(単糖類、二糖類、多糖類)の性質や特徴について理解し、またアミノ酸やタンパク質の性質や特徴について理解する。
4thQ
9週 合成高分子の合成法 合成高分子の構造や性質、合成法について理解する。
10週 プラスチック、合成繊維、ゴム プラスチック、合成繊維、ゴムの性質や特徴について理解する。
11週 核酸、機能性高分子 核酸の性質や特徴について理解する。また機能性高分子(超吸水性ポリマー等)の性質や特徴について理解する。
12週 結合概論 異性体(構造異性体、立体異性体)、混成軌道、共鳴構造について理解する。
13週 有害物質、地球温暖化、オゾン層破壊 有害物質、地球温暖化、オゾン層破壊の問題点、原因と対策について理解する。
14週 廃棄物、リサイクル、環境保全 廃棄物、リサイクル、環境保全の問題点、原因と対策について理解する。
15週 バイオマス バイオマス(バイオエタノール、バイオディーゼル燃料等)の問題点、原因と対策について理解する。
16週 学年末試験

評価割合

試験レポート発表合計
総合評価割合70255100
基礎的能力0000
専門的能力70255100
分野横断的能力0000