概要:
舶用蒸気プラントの構成要素の一つである蒸気タービンについてこの授業で学習します.
授業の進め方・方法:
講義は教科書を中心に実施する.教科書の範囲,配布課題プリントとあわせて定期試験の出題範囲とします.課題はレポートとして提出義務とします.
注意点:
熱流体力学Ⅰで学習した熱力学の内容を復習すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(機関) | 蒸気工学 | 蒸気動力プラントを構成する要素とそれぞれの機能について、説明できる。 | 4 | 前3 |
蒸気動力プラント内部を流動する作動流体の循環について説明できる。 | 4 | 前3 |
蒸気タービンの種類、構成要素および作動原理について、説明できる。 | 4 | 前4 |
ノズル、羽根、ロータ、気密装置、車室などの各部の構造および作用について説明できる。 | 4 | 前5 |
タービン内部で発生する諸因子(臨界圧力、超過膨張、不足膨張など)について説明できる。 | 4 | 前9 |
タービン内部を通過する蒸気の断熱膨張とそれによる熱落差について説明できる。 | 4 | 前10 |
回転羽根内部で発生する諸速度について認識し、速度線図(速度三角形)を描くことができる。 | 4 | 前11 |
蒸気タービンで発生する内部損失および外部損失の種類および特徴について説明できる。 | 4 | 前12,前13 |
ランキンサイクル、再生サイクル、再熱サイクル、再熱再生サイクルの特徴について説明できる。 | 4 | 前6,前7 |
蒸気タービンに関する諸性能(熱効率、蒸気消費量、熱消費率など)について認識し、計算ができる。 | 4 | 前14 |
タービン関連装置の種類、構造および作用について説明できる。 | 4 | 前15 |
蒸気タービンの操縦制御について説明できる。 | 4 | |
蒸気タービンおよび関連装置を取り扱うに当たっての基本的な注意点について説明できる。 | 4 | |
蒸気タービンおよび関連装置の開放および検査について説明できる。 | 4 | |
伝熱工学 | 水の等圧蒸発過程について説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
蒸気の状態量を、蒸気表および蒸気線図から読み取ることができる。 | 4 | 前2 |
伝熱の基本形態を理解し、各形態における熱移動過程について説明できる。 | 3 | |
ボイラの種類および構造、ならびに特徴について説明できる。 | 4 | |
ボイラに付属している各種関連機器の構造と作用について認識し、取り扱うことができる。 | 4 | |
ボイラに関する諸性能(ボイラ効率など)について認識し、それらを用いた計算ができる。 | 4 | |
ボイラおよび関連装置を取り扱うに当たっての基本的な注意点について説明できる。 | 3 | |
ボイラの自動制御およびボイラ水管理について説明できる。 | 3 | |
ボイラおよび関連装置の損傷およびその原因を認識し、その対策について説明できる。 | 3 | |