工学基礎

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 工学基礎
科目番号 0054 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 林洋次ほか著,工業029 機械製図,実教出版 /大島商船高専マリンエンジニア育成会編,機関学概論(ISBN-13:978-4-425-61371-7),成山堂書店 /伊理正夫監修,電気・電子概論(ISBN-13:978-4-407-03151-5),実教出版
担当教員 清水 聖治

到達目標

(1) 日本工業規格製図総則に基づく機械製図規格や関連規格の基礎が理解できる。
(2) 基礎的な機械の製作図などの図面を読むことや描くことができる。
(3) 制御システムの基礎および船舶機器への応用について理解できる。
(4) 実験実習に伴う測定値を適切に処理できる。
(5) 代表的な計測器の基本原理および船舶機器への応用について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本工業規格製図総則に基づく機械製図規格や関連規格の基礎が理解できる。7割以上できる。6割以上できない。
評価項目2基礎的な機械の製作図などの図面を読むことや描くことができる。7割以上できる。6割以上できない。
評価項目3制御システムの基礎および船舶機器への応用について理解できる。7割以上できる。6割以上できない。
評価項目4実験実習に伴う測定値が適切に処理できる。7割以上できる。6割以上できない。
評価項目5代表的な計測器の基本原理および船舶機器への応用について理解できる。7割以上できる。6割以上できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
商船学を学ぶ上で必要な工学の基礎(製図,制御工学,計測工学の基礎)を授業する。
授業の進め方・方法:
1回目に授業計画を説明する。三角定規,製図用具をほとんど毎回使用するので持参すること(教科書購入のときに必要な用具を案内する)。
教科書,ノート,筆記用具,関数電卓を毎回持参すること。配点の態度の部分は,授業での様子,受け答えの内容などで判断する。
注意点:
授業計画の各項目について,「・」の左側はすべて製図。
右側は前期中間以前は制御工学,それ以降は計測工学。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 図面の役割と種類・1:制御とは 製図の機能,製図の規格,製図用紙,製図用具・1:フィードバック制御の概念
2週 製図用具とその使い方・2:制御の基本構成 製図機械,製図用具の使い方・2:基本構成の各部の名称と機能
3週 図面に用いる文字と線①・3:制御の応用例 輪郭線,線の種類,外形線,中心線,線の優先順位・3:ガバナ,部屋の温度制御
4週 図面に用いる文字と線②・4:制御の応用例 寸法線,寸法補助線,かくれ線,文字の大きさ・4:舵取り装置
5週 基礎的な図形のかき方①・5:制御の性能評価 図学の基礎・5:ステップ応答,応答の良し悪し
6週 基礎的な図形のかき方②・6:制御の実用的な方法 基礎的な平面図形のかき方・6:ON-OFF制御,PID制御,フィードフォアワード制御
7週 投影図のかき方・7:シーケンス制御 正投影法,第三角法/製図の演習・7:自己保持回路,インターロック回路,三相誘導電動機の起動と停止
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 製作図・1:計測とは 製作図,主投影図,主投影図を補足する投影図・1:計測の目的
10週 図形の表し方①・2:測定値の処理 断面図示法・2:誤差と有効数字
11週 図形の表し方②・3:測定値の処理 特殊な図示法・3:測定値の取り扱い
12週 図形の表し方③・4:測定値の処理 簡略図示法・4:グラフ
13週 寸法記入の仕方①・5:測定値の処理 基本的な寸法記入法・5:実験式
14週 寸法記入の仕方②/寸法記入上の留意点・6:計測器例 寸法記入の原則,寸法記入上の注意・6:温度計
15週 授業の総括 理解度確認し,復習し,今後の学習に活用の準備ができる
16週 前期期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700015150100
基礎的能力0000000
専門的能力700015150100
分野横断的能力0000000