海洋気象学

科目基礎情報

学校 大島商船高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 海洋気象学
科目番号 0068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 海洋気象のABC【四訂版】福谷恒男著 成山堂, 自作プリント(1-35)、配布資料(1-7)
担当教員 森脇 千春

到達目標

1)地球上の大気の構造・循環を説明できる。
2)各種気象要素の定義、観測方法を説明できる。
3)高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができる。
4)地上天気図、および高層天気図を読み取ることができる。
5)船舶の航行中に遭遇する気象状況に的確に対応できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球上の大気の構造・循環を理解し、説明できる地球上の大気の構造・循環を説明できる地球上の大気の構造・循環を説明できない
評価項目2各種気象要素の定義、観測方法を理解し、実施できる各種気象要素の定義、観測方法を説明できる各種気象要素の定義、観測方法を説明できない
評価項目3高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができ、予測ができる高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができる高気圧、低気圧など各種天気系の説明ができない
評価項目4地上天気図、および高層天気図を読み取り、その後の予測ができる地上天気図、および高層天気図を読み取ることができる地上天気図、および高層天気図を読み取ることができない
評価項目5船舶の航行中に遭遇する気象状況に的確に対応できる船舶の航行中に遭遇する気象状況に対応できる船舶の航行中に遭遇する気象状況に対応できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
該当週のテーマに沿って、主に板書・配布資料を用いて行う。
配布プリントや板書ノートをまとめたものが評価の対象となるので、常に整理を行うこと。
注意点:
専門科目であり、これまでに身に着けた化学、物理、数学の知識や、現在の気象状況・環境問題の知識が土台として必要になる。
理解があいまいな学生は復習を行っておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 大気     大気の組成 【  】大気の構成を理解できる
2週        大気の鉛直構造 【  】地上から上空までの気温変化をもとに鉛直構造を図示できる
3週        反射・散乱・吸収・透過 【  】空気分子の挙動が理解できる
4週        地球に入射する太陽エネルギー 【  】太陽からの入射エネルギーを計算し、理解できる
5週        温室効果と熱収支 【  】地球上の熱収支と温室効果のメカニズムが理解できる
6週 気象要素   気温 【  】海洋における気象要素を理解し、気温の定義を学び気温の観測ができる
7週        気圧・湿度 【  】気圧、湿度の定義を学び、気圧、湿度の観測ができる
8週 前期中間試験 【  】1-7週の学習内容を理解できる
2ndQ
9週        風
【  】風の定義を理解し、風力階級を学ぶ。観測方法を習得する
10週        降水 【  】降水の定義を理解し、観測方法を習得する
11週        視程
【  】視程の定義を理解し、霧のメカニズムを図示し説明できる
12週 雲      
【  】十種雲形を解説でき、応じた天候を説明できる
13週 風      大気力学 【  】風が吹くための力学的要素を理解できる
14週        高層風 【  】高層風のメカニズムを図示し説明できる
15週        地上風 【  】地上風のメカニズムを図示し説明できる
16週 前期のまとめ(試験返却)
【  】前期の学習内容を理解できる
後期
3rdQ
1週 大気循環 大循環モデル
【  】地球の大気大循環を説明できる
2週      中規模循環
【  】季節風を説明できる
3週      小規模循環
【  】海陸風,フェーン現象を説明できる
4週 気団   気団の分類
【  】各気団について、気団とは何か説明できる
5週      気団の変質
【  】各気団の移動に伴う変質を説明できる
6週      気団の特徴
【  】各気団の特徴、それにまつわる天候を説明できる
7週      前線帯と前線
【  】各種前線を図示説明できる。
8週 後期中間試験 【  】1-7週の学習内容を理解できる
4thQ
9週 前線
【  】前線における天候の変化を説明できる
10週 高気圧
【  】高気圧についてその特徴とメカニズムを図示説明できる
11週 低気圧  温帯低気圧
【  】温帯低気圧の特徴について解説できる
12週 低気圧  温帯低気圧 【  】温帯低気圧の一生について解説できる
13週 低気圧  熱帯低気圧 【  】熱帯低気圧の特徴について解説できる
14週 低気圧  熱帯低気圧 【  】熱帯低気圧の一生について解説できる
15週 日本付近の特徴的な気象状況
【  】台風や梅雨、災害を引き起こす日本付近の特徴的な気象について説明できる
16週 試験返却(総まとめ) 【  】1年間の学習内容を理解できる

評価割合

定期試験ノート提出合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力010000010
専門的能力8010000090
分野横断的能力0000000